家から出て握手したら負けだと思ってる

完全在宅アイドルファンによるブログです

AKB名物残酷ショー NHK紅白選抜で復活!

紅白歌合戦に出演するメンバーが発表されましたね。

いや~これはドキドキした。

メンバー全員に触れるのもあれなんで、三つの話題にしぼって書きたいと思います。

まずは嬉しい話題から。

村山彩希ちゃん選抜入りおめでとう!

シアターの女神がようやく陽の目を見るときが来たね。正しいものが損をする世の中じゃなくて良かった。

ゆいりーの紅白選抜入りは希望だ。シングル選抜に入らなくても、テレビに出なくても、雑誌のグラビアに載らなくても、ラジオに出られなくても、劇場でがんばっていればきっと誰かが見ている。

努力は必ず報われると、村山彩希は人生をもって証明したぞ!

劇場で発表を待っていたメンバーも喜んでいた。特に岡田奈々ちゃんは、緊張のせいかじっと耳をふさいで下を向き、ゆいりーの名前が呼ばれた瞬間、弾けるような笑顔を見せていた。中継の画質が悪くて残念だった。

ふたりの紅白、楽しんでください。

 

続いてSKE48の繰り上げ当選について。

中間発表では、NGTを除く他グループに大きく溝を空けられての5人のみという厳しい数字だったが、最終発表ではひとり増えての6人。おまけに、なこみくの枠を使っての復活当選で北川稜巴と惣田紗莉渚の滑り込みランクインにも成功。

これにはシビレた。

スタジオの松井珠理奈は泣きそうになってるし、劇場で事実を知ったふたりもパニック状態だしで、これぞガチって感じだ。

なこみくも、天童よしみさんの応援がんばって。

 

最後は落選組について。 

まさか、高橋朱里と込山榛香が落選するとはね……。

ふたりとも総選挙の上位メンバーなうえに中間発表でもランクインしていただけに、この結果は衝撃的。

舞台からそっと去る姿はかわいそうだった。

しかし同時に、不謹慎ながらこれを楽しんでいる自分もいる。というのも、最近の総選挙って順当に行きすぎていてつまらなかったんですよ。規模が大きくなりすぎて個人の入る隙間がないというか。どうせ一位は指原でしょ、みたいな感覚がありすぎる。

ひるがえって、この紅白選抜では総選挙ランカーのじゅりとこみはるが落選。こんなにドラマチックなことはないだろう。ふたりやそのオタには悪いが、久しぶりに、メンバーの嗚咽と慟哭が響く総選挙の一端を垣間見たようで、なんだかワクワクしたのが正直な感想。

もちろん、これは断頭台でのギロチン刑を見る残酷な気持ちと同時に、これからふたりはどうやって盛り返すのだろうという、先のストーリーへの期待も込めたものだ。くれぐれも、この結果にヤケになって卒業してもらっては困る。

 

それにしても、あの悪名高き残酷ショーをNHKで見られるとは夢にも思わなかったなぁ。

AKB48SHOW!のコント「就職面接」がおもしろかった

12月17日に放送された『AKB48SHOW!』を見ました。

一週間ぶりのはずなのに、なんだかすごく久しぶりな気がして懐かしい気持ちで視聴。

オープニングを務めるのはJKT48。

日本語でのコントはがんばっていたし、JKT48版「僕の太陽」がすごくよかった。聴きなれたメロディーのはずなのに、歌詞はインドネシア語という奇妙な感覚.。それでいて、サビの部分の「僕の太陽」の響きと「sang matahariku」の響きは不思議と似ていたりして……。

あとで調べたら、「sang」は日本語でいう「おサルさん」とか「泥棒さん」とかの「さん」で、擬人化とか親しみを表す敬称らしい。「matahari」が太陽、「ku」は「僕の・私の」を表す所有格の接尾語だそう。「sang matahariku」は「僕の太陽さん」といった意味になるのかな?

日本語の歌詞が持っている、女の子を太陽に例えて応援する気持ちがきちんと反映されている、すばらしい翻訳だ。

ちなみに、「負けないで 僕の太陽」は「Jangan(~するな) kau(あなた)kalah(負ける) sang matahariku」だってさ。

あと、伊豆田莉奈に似ているメンバーがいたのには驚いた。

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(YouTubeにあった動画をキャプチャしたので、見づらいかも)

『ネ申テレビ』でも、インド人には加藤玲奈より伊豆田のがモテるという企画があったけど、実は伊豆田って国によってはものすごい美人なのかもしれない。JKTのメンバーは、全体的に彫が深くてはっきりした顔立ちの人が多いですね。メイクの仕方も日本と違っていておもしろい。

今回の放送で一番のヒットは、コント「就職面接」。

岡田奈々、小嶋真子、込山榛香、高橋朱里の四人が、銀行の就職面接に臨む大学生に扮している。面接官を演じるのは、『金八先生』の数学の乾先生でおなじみの森田順平さん。『半沢直樹』でも、悪い銀行役員を演じていたのでぴったりのキャスティングだ。

真面目な岡田奈々、ドラマに憧れる小嶋真子、ちょいギャルっぽい込山榛香、ヤンキーとゆとりを混ぜた高橋朱里と、それぞれの素のキャラクターに近い配役で、奈々ちゃんがずっと膝の上に両手を置いていたり、こじまこは敬礼したり足をぶらぶらさせたりと、役に入り切った演技なのか素でやっているのかわからない部分もあったけど、おもしろかった。

特に、岡田奈々による執拗な「私、不合格ですか?」には爆笑。

最後に柏木由紀の「miss you」があったけど、うーん……正直、今回のゆきりんはあんまり調子よくなかったですね。涙袋を作るための目元のメイクが隈みたいになっていて、おまけに首が細いせいで、なんだかすごく不健康で疲れてそうに見えた。

ゆきりんは、ちょっと前の、ムーミンといじられていたころの方が、ふっくらしていて健康そうでかわいかったよ。

横浜トヨペット、小田えりなを猛プッシュ!

横浜トヨペットが小田えりなを激推ししている。

10月1日からニッポン放送で放送されている初冠番組の『横浜トヨペット プレゼンツ AKB48 Team 8 小田えりなのスーキ!ドライブ in KANAGAWA』ではパーソナリティを務めていたが、いよいよ横浜トヨペットのホームページで新車の宣伝を任されるようになった。

横浜トヨペットのサイトにアクセスすると、おだえりが真っ先に目に入る。

単純に考えても、神奈川に住んでいて自動車を買おうと思っている人はこのサイトを見るだろうから、この宣伝効果は計り知れない。

おまけに、小田えりな主演の動画まで作られるという好待遇だ。

おだえりの運転する車でドライブデートすることで、新型車両TANKの魅力を伝えるというストーリー。『ドライブ in KANAGAWA』のひとり芝居コーナーを実写化したみたいで、私服姿は素敵だしコロコロ変わる表情もとってもかわいい。

おでんちゃん、スーキ!

冒頭から、「サイズはコンパクトなのに見た目は堂々としてるって感じですよね。チーム8でいったら、熊本県代表の倉野尾成美ちゃんみたいな感じですかね」という独特の比喩があったり、おだえりお得意の棒演技を楽しめたりと、見所がいっぱいの7分間だ。

横浜トヨペットは、どうしてここまで小田えりなを気にいってるんだろうか。単純に資金に余裕があるのか、はたまたラジオやイベントでの印象が良かったのか、いずれにしても、TOYOTAサイドがこうやって仕事を作ってくれるのはありがたい限り。

おだえりも、せっかく取得した自動車免許が仕事に役に立ってよかったね。

 

残念ながら、ぼくは免許を持ってないのでTANKは買えません。

ごめんよ。

 

ぱるる生誕祭をニコ生で配信がするなら、公演の一部をYouTubeに公開してみては?

12月26日に行われる島崎遥香卒業公演がニコニコ生放送で配信されるらしい。

おまけに、25日には過去五年間の生誕祭の動画も一挙放送されるようだ。

基本的に、48グループの公演映像はDMMでしか見ることができない。まして、何周年記念公演のようなビッグイベントならともかく、一メンバーの生誕祭がニコニコ生放送で配信された例は寡聞にして知らない。

その意味で、これはかなりのサプライズといえる。

ただ、これが許されるのであれば、運営にはあと一歩踏みこんだ判断をしてほしい。

ずばり、公演の一部をYouTubeで公開してもらいたい。

いまの48グループが抱える最大の問題は、マス層へ届いていないということだ。率直にいって、島崎遥香ですらお茶の間に届いているかどうかは微妙だと思う。13期や14期や15期のメンバーがどれだけ知られているか……。本体のAKB48ですらこのザマなのに、姉妹グループは何をかいわんやである。

絶好調だった時代ならテレビ番組にバンバン出演させて顔と名前を売ることも可能だったろうが、いまや『AKBINGO!』を守るので手一杯の状況。テレビの露出が急激に増えることは望めない。

そこでYouTubeが有効な発信ツールになるはずなのに、アップロードされるのは新曲のMVかDVDの宣伝映像といったものばかり。これじゃあ、アピールできるのは選抜入りしているメンバーだけで、相変わらずその下に埋もれている逸材を見つけてもらえないままじゃないか。

なにも公演を丸ごと公開しろなんてことはいわない。その日の公演を編集してハイライトバージョンを作るとか、それが面倒なら一曲だけでも公開すればいい。たとえば、小嶋陽菜好感度爆上げ公演が各種ニュースサイトのトップページに躍り出ていたが、それで興味を持った人がYouTubeで検索したときに、実際の動画を見れるのと見れないのとでは大違いだ。

現状、YouTubeでメンバーの名前で検索してヒットするのは、Showroomの個人配信の違法アップロード動画だ。それだってないよりはマシだけど、ほとんどの動画が1時間くらいあって、ファン以外のちょっと興味を持った人にとっては見る気が失せるくらい長い。おそらく運営も宣伝になると考えて見逃しているとは思うのだが、それなら自分たちで5分から10分程度の動画をアップロードしたほうがいい。

たぶん、世の中の人はもはや48グループが劇場公演を行っていることを忘れている。まして、そこでどういう歌がうたわれているのかを知っている人はごくわずかだろう。たいがいの人は、「365日の紙飛行機」とか「恋するフォーチュンクッキー」を歌っていると思っているぞ。

いまのAKBにだってかわいいメンバーはいるし、公演曲にもシングル曲に負けないくらいの名曲がある。問題はそれが世間に知られていないことなのだ。

島崎遥香生誕祭をニコニコ生放送で配信するのは英断だと思うが、それも結局は一部の会員しか見られないことに変わりはない。つまりは一見さんお断りなわけで、どうせやるならYouTubeでライブ配信するくらいの冒険心を持てないものかとヤキモキする。

いろいろ難しいとは思うし、運営もわかっててできないのかもしれない。

でも、なんとか実現できませんかねぇ?

大失敗に終わった「FNS歌謡祭」アイドルコラボの感想

フジテレビで放送された『2016 FNS歌謡祭 第2夜』を見ました。

オンタイムでは岡田奈々の生誕祭を見ていたので、『歌謡祭』の方は録画したものをザッピング視聴したのだが、正直ひどい有様だった。アイドル好きのぼくですら退屈したのだから、普通の視聴者にとっては言わずもがなだろう。どう考えても、裏番組の鹿島アントラーズの快進撃のがおもしろいぞ。アジア初の決勝進出おめでとう!

平手友梨奈とゴスペラーズのコラボとか森保まどかのピアノとか見所があったのも確かだ。ただ、それにしたって大半の視聴者は平手友梨奈や森保まどかが誰かなんて知りもしないはず。まずは欅坂46やHKT48として出演させて、その後にソロで出演させなければ意味がない。あれだと、よく知らない女の子がゴスペラーズと歌を歌っていて、よく知らない女の子が後ろでピアノを弾いているだけ。

そんなものに誰が興味を持つというのか。

フジテレビは、広瀬香美を出せばいいと思ってるのだとしたら甘いぞ!

以下、特に気になったパフォーマンスについての感想です。

NMB48「僕以外の誰か」

城恵理子が映った瞬間、「あ、ジョー!」と口からもれてしまった。

さすがに山本彩加ほどのオーラはないけど、ジョーがあのポジションにいてくれてうれしい。藪下柊が卒業するのは、さしずめ天照大御神が天岩戸に引きこもるようなもので、いわばNMB48の太陽がいなくなるのに匹敵するが、その穴をなんとか埋めてくれ、ジョー。

SKE48「12月のカンガルー」

オリジナルのメンバーが少なすぎるのはしょうがないとしても、その代わりに入るのが斉藤真木子ってどういうことだ。真木子がキャプテンとしてがんばっているのはわかるけど、「12月のカンガルー」という曲のイメージや個人の人気や年齢を考えると正しい選択とは到底思えない。「金の愛、銀の愛」のような表現力が重要な曲や、「ESCAPE」のようなダンスナンバーならまだしも、「12月のカンガルー」はイチャイチャカップルを歌ったド直球のアイドルソングだ。ここで必要なのは、ダンスのスキルじゃなくてとにかく若さでしょう。周りの目も気にしないで彼氏のダッフルコートの中に入れるくらいの若さだよ。小畑優奈とか菅原茉椰とか高寺沙菜とか、若いメンバーがいくらでもいるじゃないか。

こういう物言いが失礼なのは百も承知だけど、いまさら斉藤真木子に貴重なテレビ出演の機会を割くのはもったいないと思う。なんといっても、彼女はもう22歳だ。そうやっているうちに小畑や菅原も20歳になり、透明感やきらめきといったものを失ってしまう。そのときになってテレビに出始めたとしても、もうアイドルにとって重要なものは失われているのだ。

松井珠理奈さん、内田有紀みたいでしたね。

アイドルメドレー

信じられないくらいの失敗作。

各アイドルグループから髪のきれいなメンバーを集めて「おいでシャンプー」を歌わせるというのは百歩譲って理解できる。しかし、ももいろクローバーの「走れ!」を、同じく各グループから足の速いメンバーを選らんで歌わせるというのはどういう神経をしているのか。スタジオセットの裏で徒競走して一等賞になった守屋茜が王冠をつけてスタジオ登場って、あれを考えた演出家は正気なのか? それともギャグなのか? だとしても、客席の白けた表情がお茶の間の感想を完璧に代弁していたぞ。

乃木坂46と欅坂46がコラボした「制服のマネキン」は、どちらも同じ衣装を着ている上に黒髪ロングという髪型せいで、誰がどのグループなのか見分けがつかない。もちろん、胸元のスカーフの色やワッペンのデザインは異なっているが、遠目からでは判別不能だ。さらにいえば、欅坂46とけやき坂46は厳密には別のグループなはず。乃木坂46、欅坂46、けやき坂46で別々の衣装を着せればいいだけなのに、なぜまったく同じ衣装にこだわったのか理解不能。

その他のメドレーもグループをシャッフルさせすぎて誰が誰やら状態。おまけにカメラワークが下手すぎるせいで、全体のフォーメーションがどうなっているのか、誰がどこにいるのか、いま歌っているのは誰なのかが極めてわかりづらい。

即席グループとあってはダンススキルを披露することもできず、棒立ちの手踊りに終始するのみなので、ハロプロ勢は宝の持ち腐れ。平手友梨奈は端のポジションに追いやられたりその他大勢のメンバーと一緒くたにされるせいで、カリスマ性、スター性をすっかり抑圧されていた。AKB48に関してはまったくいいところなし。

コラボレーションの良さは、意外な組み合わせから生まれる化学変化にある。クールなイメージのある平手友梨奈にキャピキャピのアイドルソングを歌わせたり、島崎遥香が汗だくになって「走れ!」を歌うならまだしも、適当にあちらとこちらのメンバーをピックアップして定番曲を歌わせるだけのコラボに価値はない。

 

今回の『FNS歌謡祭』は本当につまらなかった。

カメラワークの雑さといい、選曲やメンバーの組み合わせの拙さといい、ただただアイドルへのアンチを増やすだけのものだったと思う。

劇場公演を選んだ岡田奈々ちゃんの勝ち!

AKB48の冠番組に乃木坂や欅坂が出演するのはおかしくないか?

12月10日、NHKBSプレミアムで『欅坂46SHOW』が放送された。

遡ることおよそ1週間前の11月30日、ニッポン放送では本来『AKB48のオールナイトニッポン』が放送される時間に、『欅坂46のオールナイトニッポン』が放送されていた。さらに遡って11月18日、NHK-FMの『AKB48 わたしたちの物語』に出演したのは、AKB48ではなく乃木坂46だった。その6日前の11月12日、NHKBSプレミアムで流れたのは『AKB48SHOW』ではなく『乃木坂46SHOW』だった。

いうまでもなく、ニッポン放送の『AKB48のオールナイトニッポン』、NHKBSプレミアムの『AKB48SHOW』、そしてNHK-FMの『AKB48 わたしたちの物語』は、AKB48の冠番組だ。

ところが、上述したように、ここ数か月で何度もこの枠に坂道シリーズのメンバーが出演している。というよりは、番組を坂道シリーズに奪われている。週に一度(『わたしたちの物語』にいたっては隔週などで2週に一度)のチャンスを、文字通り奪われているのだ。

これっておかしくないだろうか?

AKB48の番組であるからには、そこに出演するのは一義的にはAKB48のメンバーであるべきだ。もちろん、AKB48を48グループに拡大解釈して姉妹グループのメンバーが出演するのは理解できる。しかし、それをさらに拡大して乃木坂46や欅坂46のメンバーが出演するのはあきらかに行きすぎている。

どんなに言葉を選んでも角が立つので直言するが、はっきりいって坂道シリーズのこういうやり方は卑怯じゃないですか?

だってね、もう誰もそんな設定を覚えていないかもしれないが、そもそも乃木坂46はAKB48の公式ライバルとして結成されたんですよ。にもかかわらず、自分たちの敵であるAKB48の冠番組の枠を借りて新曲のプロモーションをするというのは、いったいどういうつもりなのか。Sony Musicはどういう神経をしているんでしょう。

もちろん、48グループも坂道シリーズも突きつめれば秋元康が束ねているグループに過ぎない。NPBの下にセ・リーグとパ・リーグがあるようなもので、AKB48の番組に坂道シリーズが出演するのは、広い意味での姉妹グループが出演しているに過ぎないと考えることもできる。その意味では、奪ったのなんだのと文句を垂れているのは、ぼくの心が狭いからなのかもしれない。

しかし、だとしたらそれは相互互助であるべきだ。早い話が、乃木坂46の冠番組にAKB48が出演することはどれくらいあるのだろうか。寡聞にして、ぼくはそんな事例を知らない。

文化放送で放送されている『乃木坂46の、「の」』にAKBが出演したことはあるのか?

『新内眞衣のオールナイトニッポン0』の時間に、『AKB48のオールナイトニッポン0』が流れたことはあるのか?

乃木坂46のアンダーメンバーが、こじ坂46としてAKB48のシングルに参加したように、AKB48の研究生やアンダーガールズが乃木坂46の楽曲に参加したことはあるのか?

 

AKB48はいつもいつも枠を譲ってばかりで、乃木坂46や欅坂46から譲られることはない。いまでこそ見なくなったが、MC交代前の『AKBINGO!』では、なぜか番組中に乃木坂46の新曲の宣伝をしていた(CMじゃなくて、本編でですよ!)。一方、『NOGIBINGO!』でAKBのプロモーションがされたことは、ぼくの記憶では一度もない。

Why Japanese people?

いくらなんでも不公平すぎるだろうが。

念のためにいっておくと、ぼくは坂道シリーズのアンチではない。というより、ぼくは乃木坂46が好きだ。お気に入りの曲はいっぱいあるし、『乃木坂ってどこ?』や『NOGIBINGO!』は放送一回目からほぼ欠かさず見ている。だから、彼女たちのメディア露出が増えるのはうれしい。

しかし、それはAKB48の枠を奪うような形でなくても可能なはずだ。『AKB48のオールナイトニッポン』や『AKB48SHOW』を間借りするのではなく、別の時間帯にきっちりと自分たちの冠番組を作ればいいじゃないか。それをしないで、AKB48の冠番組にしれっと出演するというのは、他人が耕した畑に後からやってきて種を植えているようにしか思えない。

もっとも大変な畑を耕す作業を人まかせにしているのはズルいぞ。

これが乃木坂46ならまだしも、欅坂46がAKBの番組に出るとなると、「もういい加減にしろ!」といいたくなる。デビュー一年目からメディア露出を増やしたいというSony Musicの都合はわかるが、それなら出演させるのは乃木坂46の番組だけにしてくれ。なぜ「AKB48のオールナイトニッポン』に出るのか? 君たちは直系の姉妹グループである『新内眞衣のオールナイトニッポン0』に出ればいいじゃないか。おまけに、センターの平手友梨奈が年齢の都合で出演できないって、平手のいない欅坂46にどれだけの価値があるのか。

畑を耕したのがAKB、種を植えたのが乃木坂なら、欅坂がやってるのは実を収穫しているだけだ。楽曲のクオリティはともかく、メディア露出の点ではこれは否定しえないだろう。

メンバーに罪はないのはわかっている。だからこそ、坂道シリーズは自分たちの番組を持って自分たちでやりくりして欲しい。

じゃないと、乃木坂や欅坂を嫌いになりそうだ。

AKB48 11周年記念特別公演の感想と16期生への不安

12月8日に行われたAKB48の11周年記念公演をDMMで見ました。

生誕祭、卒業発表、小嶋陽菜好感度爆上げ公演、ステージファイター選抜公演と、まるで年末の道路工事のように連日にわたってイベントがあるせいで、11月と12月は見逃せない公演が多すぎる。

お願いだから、せめて生誕祭はメンバーの誕生月に行ってくれ!

さて、本題に戻って公演の感想。

以下、チームごとにまとめて感想を書きます。

シングル選抜メンバー「ハイテンション」

指原莉乃をのぞくシングル選抜が勢ぞろいしてのパフォーマンス。この曲じたいはそれほど好きじゃないけれど、このメンバーを劇場のステージで見るのは壮観。

16期研究生お披露目公演

Showroomで見た顔や、武藤十夢の妹がいたりして、なんか感慨深くなった。

しかし、肝心のパフォーマンスは微妙。

これについては後述します。

チーム8「夢へのルート」&「47の素敵な街へ」

みんな元気でキラキラしてる。全員そろっていないのはちょっと残念だけれど、地方のドサ周りもといイベントで鍛えられているだけあって、ダンスのキレやジャンプの高さや笑顔の輝きはAKB随一。中野郁海なんて、途中でウインクしてたくらいだ。

それにしても、中野郁海といい小栗優以といい背が伸びたなぁ。

チーム4「考える人」&「LOVE修行」

8に負けないくらいのダンスのキレと声のデカさに驚いた。岡田奈々とか高橋朱里とか小嶋真子とか込山榛香とか、最近は劇場に立つことも少なくなったけれど、まだまだ衰えてないんだなと一安心。「LOVE修行」の出だしで西野未姫をアップで映すという攻めたカメラワークにドキドキした。

MCのコーナーでは、こみはるによる高橋朱里イジリが炸裂。朱里ちゃん、前髪あった方がかわいいね。今日のセンター分けはあんまり好きじゃないです。

岡田奈々のカッコよさは異次元だった。

チームB「初日」&「恋をすると馬鹿を見る」

後藤萌咲のMCと、「木崎チームBなのに木崎さんいないんですか?」という柏木由紀のツッコミはおもしろかった。パフォーマンスは特に書くことなし。

チームK「お姉さんの独り言」&「回遊魚のキャパシティ」

山本彩や松井珠理奈といったメンバーが兼任解除されたことによって大幅戦力ダウンは否めないものの、向井地美音ひとりで十分補えていた。

みーおん、貫禄というかオーラが出てきている。

チームA「M.T.に捧ぐ」&「ラベンダーフィールド」

申し訳ないけど、特になし。

全員「ファーストラビット」&「桜の花びらたち」

あれだけの人数がステージ上にいるとまったく身動きがとれず、せっかくの「ファーストラビット」なのに元気な姿を見ることはできない。初心を忘れないようにという気持ちをこめての選曲なのはわかるが、あんなに狭い場所で棒立ちになって歌って意味のある曲ではない。もったいなかった。

その後、横山由依の非常に長いスピーチがあったが、ただ長いだけではなくけっこう聞かせるものだった。ちょっと感動しました。ゆいはんのMCは人柄が出ていてほっこりするし、その姿を見てうなずく白間美瑠と岡田奈々は信頼できる。

西野未姫はキョロキョロしないでゆいはんを見つめろ!

「桜の花びらたち」を紹介する前の、「みなさんも知ってたら、いっしょに歌ってくださいね」という言葉もすばらしかった。ちゃんとモニターの前で歌いましたよ。

もしも会場全体が大合唱になっていたら、この公演は伝説になっていたと思う。

16期研究生お披露目公演

一曲目に最新曲の「ハイテンション」を披露し、その後に16期研究生のお披露目公演があり、チーム8、4、B、K、Aと結成が遅い順に遡っていく構成になっているのは、AKB48の今と未来と過去の姿を対比的に見せていると考えてまちがいない。

ただし、肝心の未来である16期研究生にはちょっと不安を覚えた。

終盤のMCで、横山由依は16期研究生の自主練を見て原点を思い出したと語っていた。でも申し訳ないが、ぼくはそう思えなかった。その理由は16期研究生のお披露目公演を見ているうちはわからなかったが、チーム8のパフォーマンスを見てすぐにわかった。

端的にいうと、全然汗をかいてないし息も切れていなかったのだ。

チーム8が「夢へのルート」と「47の素敵な街へ」を歌ってからのMCでは、山田菜々美は息が上がっていた。さらにいえば、その後に登場したチーム4も、同じくゼエゼエいいながらMCをこなしていた。岡田奈々なんて、「ホント……最高ですっ」と息も絶え絶えに感想をしゃべっていた。

もちろん、16期研究生は「会いたかった」の一曲だけでMCコーナーに入ったという違いはあるので、比較するのはフェアじゃないかもしれない。フレッシュさを観客に感じさせるのもスキルのうちで、16期はまだまだ加入したばかりでその力がないのかもしれない。でも、パフォーマンスを見る限りでは、がむしゃらにがんばっているのはチーム8であり、チーム4だった。ちょっと残念。

このままだとダメ出しばかりなので、良かった点も書いておきます。後半になると緊張もほぐれてきたのか、ユニット曲はなかなか見どころがありました。特に、「ガラスのI LOVE YOU」は良かった。播磨なんとかちゃん、Showroomでの配信を見ていたときから思っていたけど、声が大きくて元気がよくて絶妙な子どもっぽさがすばらしい。期待してます。

総括

前述したように、今回の公演は11周年記念公演と16期研究生お披露目公演を混ぜたものだった。いわば、これまでにAKB48が作り上げてきた過去の栄光を祝いながら、未来へのさらなる発展の可能性も見せようという仕掛けで、これは大変すばらしいと思う。ぼくは、AKBがこうして自分たちの歴史に敬意を払おうする姿勢じたいは好ましく感じる。

しかし、この構成をするなら、Aがトップパフォーマンスを披露しなきゃ成立しないでしょ。やっぱり先輩はすごいって姿を見せてこそ11年間に敬意を払おうという気も生まれるのだ。それが、一番良かったのはチーム8と4だったという現実。ベテランになるにしたがってしょぼくなるって、会いに行けるアイドルとしてダメだろ。

いろいろと不満を述べてきたけれど、これで人数もそろったことだし、ドラフト2期生と合わせて近いうちに研究生公演もできそうだ。NMB48はすでに山本彩加という超ド級のエースが誕生しつつあるわけで、16期研究生も負けずにがんばってください。