家から出て握手したら負けだと思ってる

完全在宅アイドルファンによるブログです

岡田奈々&早坂つむぎの夫婦みたいな料理配信にニヤけ止まらず

岡田奈々がチーム8の早坂つむぎにオムライスを作っている動画を見ました。

これ、そもそもは岡田奈々が「早坂つむぎにオムライスを作ってあげたい」といったのが始まりらしい。それをAKB48新聞が聞きつけて企画として採用したようだ。この動画は、AKB48新聞が取材している様子を岡田奈々がSHOWROOMで配信したもの。

早坂つむぎが見守るなか、コックさんの衣装を着た岡田奈々がオムライスを作っているのだが、このふたりの空気感がなんともいえず萌える。

もう、どっからどう見てもカップル!

途中途中でスタッフの娘ふたりが画面に入ってくるのだが、それも含めてまるでお父さん早坂とお母さん岡田って感じ。子どもに優しく接する岡田奈々と、ちょっととまどいながらも抱っこしてあげる早坂つむぎの姿にカップリング好きなぼくはニヤニヤが止まりませんでした。

オムライスにケチャップで「つむぎLOVE」と書き、それを「あ~ん」して食べさせたり、ふたりでいっしょに食べたり……ウヒョーって感じ。

取材終了後には、早坂つむぎの出身地である山形県への二人旅企画が成立。

しなびた温泉での露天風呂ショットとか、浴衣グラビアとか見たいなぁ。あとは、線香花火やったりスイカ食べたりしてるのもいい。おそろいの白いワンピース着てるショットとかもお願いします。

できれば、つむつむのご実家にお泊りもあったら最高だ!

最近AKB48新聞買ってなかったけど、この配信を見て購買意欲がMAXになりました。

それにしても、早坂つむぎって本当にイケメンになったなぁ。

HKT48メンバーが代理MCを務める「おでかけ!」がおもしろい

6月1日に放送された『HKT48のおでかけ!』を見ました。

実は、最近の『おでかけ!』にはちょっとした変化が起こった。番組MCを担当する指原莉乃が親知らずを抜いたため、その状態が安定するまで、4週分のMCをHKTのメンバーが週替わりで務めることになったのだ。

この日の放送は、HKTの4期生から小田彩加と松本日向が登場。

『おでかけ!』は前半トーク→VTR→後半トークという構成なんだけれど、正直いって、最近はトーク部分がマンネリ化していた気がする。指原&後藤コンビは他番組でもよくいっしょになるし、この番組も何年もやっているからそれはしかたない。お互い話す話題もなくなるだろう。でも、ぶっちゃけ、ぼくは早回ししながら見ることも少なくなかった。ところが、この回はまさにトーク部分が絶好調。特に、ODAこと小田彩加が大活躍だった。

・三日坊主にならないよう、ふたりで日記を付け始めたという話題になって

後藤「昨日何書いた?」

小田「昨日書いてない」

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・『おでかけ!』を見たことがあるかという質問に

後藤「必ずチェックしてんの?」

松本「はい、してます」

小田「……」

後藤「あ、見てない? 君正直やな。毎週は見てないんやな?」

小田「おもしろそうなときに見ます」

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・オーラの色が見えるという小田に

後藤「ODAは何色なん?」

小田「ODAは黄緑」

後藤「それどういう人なん?」

小田「平和と癒しで愛されるピーポー」

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極め付けはこれ

・イルミネーションは好きかという質問に

後藤「(小田に向かって)好き?」

小田「うーん……イップンスキ」

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どうやらこれは「一分くらいきれいと思って、そのあとはもう満足すること」らしい。

独特すぎる言語感覚の持ち主だ。

おまけみたいだけど、松本日向もこれがすごく笑えた。

・イルミネーションを飾りつけした部分がカットされたと勘違いしての発言

松本「なんかカットされてますね」

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こんな風に、全然業界慣れしてないふたりのトークがぐんぐん盛り上がる。スタッフの笑い声もいっぱい入ってた。「技術さんを笑わせろ」という後藤兄さんの格言を見事達成した。

見届け人の後藤兄さんも、普段の指原といるときには見せない娘を見守るような表情だった気がする。ふたりともいい意味でタレント感がなく、普通に明るい女子高生がスタジオにいる雰囲気だったからだろうか。

メンバーの勉強にもなるし、たまにこうやってMCを交代するのもありだと思います。

久々にトークを飛ばさず見続けましたよ。

AKB48 大荒れの総選挙速報を考える-おぎゆか新潟5万票問題-

5月31日。

いよいよ総選挙の速報が発表された。

ぼくも『サムネイル』公演を見ながら正座待機。

いや~たまげた!

速報1位がNGT48のミーアキャット荻野由佳って、こんな予測は不可能だ。

おぎゆかはAKB48の15期生オーディションに受かりながらも研究生の審査に落ち、それでも夢をあきらめきれずバイトAKBに応募し、その活動の後に第二回ドラフト会議に参加して見事NGT48の立ち上げメンバーになった苦労人。

ようやく報われるときが来たかと感慨深い。

ただ……この結果、すでに一部で騒ぎになっている。

不正投票があったのではと疑いの目がかけられているのだ。

たしかに、疑う気持ちも理解できなくはない。

荻野由佳の速報獲得票数はおよそ5万票。

指原莉乃、渡辺麻友、松井珠理奈といったそうそうたるメンツを差し置いての順位と票数だ。そして、驚くべきことに、この5万票というのは去年12位にランクインした北原里英とほぼ同じ。つまり、すでにいまの時点で、これから1票たりとも増えなくても、荻野由佳の選抜入りはほぼ確定しているということだ。

まあ、ぶっちゃけ、ぼくもこの結果はにわかには信じがたい。はっきりいって、紅白以上のサプライズだ。

ただ、不正があったと捉えるのではなくもっとプラスに考えることも可能なのではないか。すなわち、荻野由佳はAKBヲタではなく一般層から支持されていると。

高倉萌香 速報目標4000票

荻野由佳には選挙対策委員会(選対)がないということなので、話をわかりやすくするために、同じく大躍進を果たしたNGT48の高倉萌香を例にあげる。

高倉萌香にはきちんと選対があり、彼らが掲げる速報での目標は4000票だった。

しかし、実際には高倉は2万票を獲得して速報7位にランクイン。選対の目算と実際の獲得票数の間には、1万6000票、実に5倍のギャップがある。

おかっぱちゃんの選対が計算をミスったのか?

握手人気≒票数

高倉選対がどういった計算で4000票という数字をはじき出したのかは定かではない。ただ、それを推測する手段がある。『願いごとの持ち腐れ』の劇場版完売数だ。『願いごとの持ち腐れ』の劇場版には、握手券と投票券が付いてくる。当たり前だが、握手人気のあるメンバーは総選挙でも強い。

この完売数で高倉は7/24という数字を出している。

AKBグループの握手会は朝から夜までの部数制になっており、どの部を何枚買うという形で購入する。分子が完売した部数で、分母が全体の部数。この場合でいえば、24部あるうちの7部が完売ということになる。定説では、ひとつの部で出せる握手券は500枚まで、つまり、1部完売ということは500枚CDが売れたということ、すなわち、投票券も500枚存在するということだ。これが7部完売ということは、7×500=35000。単純に考えて、3500票が高倉萌香に投票される計算が成り立つ。

もちろん完売した部に加えて、まだ完売こそしていないものの購入された部もある。これに加えて、いわゆる基礎票というものも存在する。

これについても高倉選対がわかりやすく説明している。

基礎票11票×人数分+CDの投票券3500票。

もちろん、高倉萌香の握手券を買ったすべての人が高倉に投票するとは限らない。しかしそれは逆も同じで、他のメンバーの握手券を買っても高倉に投票する人はいるし、基礎票11票のうち2、3票をおすそ分けする人もいるかもしれない。

こうしてみると、選対の速報4000票というのはなかなかいい目標だったと思える。

では、選対すら把握できなかった1万6000票はどこから湧いて出たのだろうか?

1万6000=新潟の一般票

結論からいえば、これはいわゆるAKBヲタではない、一般層からの投票なのではないか。当たり前のことだが、選挙に投票できるのは熱心なファンや選対だけではない。誰であれ、CDを買ったりモバイル会員になりさえすれば投票はできるのだ。

噂によれば、NGT48のデビューシングル『青春時計』25万枚は、その多くが新潟県内で売れたらしい。それを傍証するように、NGT48の冠番組『にいがったフレンド』では、道行く人の多くがNGT48のことを認識している。先週の放送では、高倉萌香の認知度は驚異の100%だった! おそらく、新潟県民の間にはNGT48を「おらが街のアイドル」として暖かく見守る空気がある。

そしていわゆるそういった非ヲタの一般層が買うのは、劇場版ではなく(これは購入が非常にめんどくさい)、街中のCDショップで売られている初回限定版や通常版だろう。劇場版完売部数にはあらわれない、隠れた支持者の存在があったと考えるのは深読みしすぎですかね。

新潟=228万票

大阪お笑い100万票という言葉がある。

お笑い芸人の西川きよしが無所属ながら参院選挙で100万票も大量得票で当選したことを揶揄する言葉だ。

同じことが今回も起きたとは考えられないだろうか。

新潟県のHPによれば、現在の新潟県の人口はおよそ228万人である。228万人のうち、200人にひとりがCDを買い高倉萌香に投票したとすれば、選対目標4000票と実数2万票のギャップは埋められる。

そして同じことは、そのまま荻野由佳にも当てはまるだろう。

不正だと疑う人は、5万票を一日で投票するのはありえないという。しかしそれは、限られた少数が行った場合の話だ。極論すれば、5万人が一票ずつ入れたのなら、こんなに簡単な話はない。

もちろん、この一般層(それが存在すると仮定して)は総選挙に命がけになっているわけじゃない。「テレビやラジオによく出る『おらが街・新潟のアイドルNGT』の応援になるなら、CD一枚くらい買おうかな」程度の軽い気持ちだろう。わざわざ握手券付きの劇場版なんて買わないし、メンバーのグッズだって買わない。当然のことながら、この結果が出たからといってCDを買い増ししたりヤフオクで投票券を買ったりしない。

しかし、そういう一般層の動きがコアなヲタ以上に効果があるというのは、紅白歌合戦の投票で学んだばかりだ。そして、仮にこんな風にして、新潟県民の軽い気持ちで票が積もっていったのなら、これはすばらしいことだと思う。

なぜなら、ちゃんとNGT48が新潟に根付いたということだから。

不正を疑うよりは、ぼくはこっちのほうを信じたいです。

 

もちろん、果たして一般人がきっちり速報当日に投票するのかという疑問はある。そしてこんなこと書いておきながら、皮膚感覚的にはやっぱりちょっと信じられない。じゃあ、なぜ同じことがSKE48やNMB48では起きないのかという疑問も残るし、YouTubeのアピール動画の再生回数も他の選抜メンバーと比べても少ないし……。

 

 

AKB48「サムネイル」公演初日の感想 

5月12日に初日を迎えたAKB48の『サムネイル』公演をオンデマンドで見ました。

思い返せば去年の総選挙。

80位以内にもっとも多くのメンバーをランクインさせたグループに、ご褒美として新公演が与えられるというアナウンスがあった。誰かさんが曲を書かず、かといってアウトソーシングもしないために、新公演なんてほとんどのメンバーが経験のない現在。たぶん、多くのファンは自分の好きなメンバーのためにがんばって投票したと思う。

それからおよそ一年が経つ。

2016年の10月に初日を迎えるといっていたはずがズルズル先延ばしになり、おまけに当初は書下ろし公演のようなニュアンスだったのがアルバム『サムネイル』の収録曲から選んだセットリストになりといった有様。気づけばそろそろ今年の総選挙が始まる。もはやグダグダすぎて怒る気も失せるような怠慢ぶりだ。

まあ、時間も内容も大幅に予想とは違ったものとなったけれど、実際公演はあったのだから良しとしよう。なんせ、この運営はグループ対抗のペナントレースやるとかいっておいてやらない、公約破りが当たり前の運営なので。

ただなぁ……メンバーがSNSなどで練習の様子を画像で知らせていたのを見て、こちらのハードルが上がったせいもあるのかもしれないけれど、期待値をやや下回る出来だった気がする。これはメンバーのパフォーマンスがどうとか以前の問題があると思うが、以下、各曲の感想を述べつつ書いていきます。

サムネイル公演セットリスト

Get you!

のっけから申し訳ないが、そんなに感想はない。

ただ、岩立沙穂が妙に色っぽかった。

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青臭いロック

アルバムの中でも割と好きな曲。

ターンしてのバン!っていうこの振付がきれいにそろっていたのでかっこよかったです。

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ランナーズハイ

この曲はやっぱり中高生くらいのユニットで汗だくにやってこそな気がする。

唇にBe my baby

これもあまりなし。

全体曲が終わって、ここからはユニット曲。

コイントス

岡田奈々の持ち歌を柏木由紀が披露。

前から思っていたんだけど、この曲は女の子が歌うにはキーが低すぎる。岡田奈々もかなり苦しそうに歌っているけど、柏木由紀もかなりてこずっていた。ユニットはオリメンから変更するというコンセプトがあったのだろうし、メンバーの中で生歌ができてかつ低音が出せるのは岡田奈々以外にはゆきりんしかいないのもわかるけど、やっぱりちょっと大変そう。

和柄の衣装がかっこよかった。

すべては途中経過

爽やかでいいですね。

過ち

予想以上のすばらしさ。

オリメンである稲垣潤一のアンダーである岡田奈々がかなりいい味を出していた。横山由依が山本彩より声が高く、かつ岡田奈々が稲垣潤一より声が低いので(そういう風に歌っていたので)、本家の山本&稲垣コンビとは違った魅力があった。

具体的にいうと、さや姉の声はハスキーなので、まさに歌詞の「ウォッカのショットグラス」が似合う遊びなれた大人の女性って感じなんですね。しかし、ゆいはんの声はそれよりも高音でしかもところどころ不安定になるので、弱い女性が強がってバーでお酒を飲んでいる雰囲気になる。そこに岡田奈々のややハスキーな低音が加わることで稲垣潤一にはなかった男の要素が生まれる。この曲は男女の別れの歌のはずなのに、いままさにふたりが過ちを起こしそうな気配がムンムンに漂ってくる。

何度も見直すほどよかった。

ひび割れた鏡

大人メンバーが多くて、特にさっほーはやはり色っぽかった。

しかし、倉野尾成美はこの曲はあまり似合わない気がする。中高生だけでやるなら背伸びした感じがあっていいけど、リアルな大人の中に混ざってやっても幼さが目立つだけではないかな。もっと元気な曲のほうがよかった。もっとも、それがないというのが重大な問題で、これは最後にあらためて触れます。

バケット

非常によかったです。

曲調といい歌詞の世界観といい、「星の王子様」や「幸福な王子」のようなヨーロッパの短いお話といった感じで、それが入山杏奈・込山榛香・向井地美音の三人にぴったりだった。「成功して何もかも手にしたにもかかわらず、ずっとそばにいてくれた好きな人は失ってしまった」という切ない歌詞を、表情と歌声できちんと表現できていた。

衣装もフリフリのかわいらしいもので、振付も腕の動き多めの女の子っぽい感じ。あと、腰のコルセットがエグイくらい細い。

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こみはるのこの表情が印象的。

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「過ち」と同じくらい素晴らしいパフォーマンスでした。

ここでMCがあって、再び全体曲。

誰が私を泣かせた?

 「制服が邪魔をする」系の不穏な楽曲で、それにふさわしく衣装もシックな制服風。ベルベッドっぽい生地が大人っぽい。胸元のラペルが白い切り替えになっていて、腰のベルト風の飾りがオシャレ。

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ダンスも集団行動のような凝ったものだったし、照明もいろいろ切り替わっていて演出効果抜群だった。

だから君が好きなのか

まあ悪くはないんだけど、やっぱりこの曲はユニットでちゃんと歌ってるメンバーの声がわかったほうがいいと思う。

LOVE TRIP

特になし。

あの日の自分

同上。

以下アンコール曲。

誕生日TANGO

きれいすぎて生きるのが大変っていう曲です。タンゴに合わせたのか、背中のぱっくり開いたゴージャスなドレス。ステージを広く使った振付が見ていてキャバレーを思わせる。

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岡田奈々がセンターだったんけど思ったよりハマリ役。男なんて一切信じない強い女に見える。細長いタバコ吸ってる高級娼婦の気怠い様子というか、往年のヨーロッパの名女優の諦念というか。

「男は言い寄ってくるし、女には嫉妬されるしめんどくさい人生」って感じの表情でとても素敵。

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君はメロディー

なんか知らんけど、この曲が流れると大団円って感じですね。

発売された当初はあっちゃんとか優子の参加といったギミックばかりに気をとられていたけど、まさにこの曲のとおり、街中で音楽を聴きながら歩いていて、ふいにスマホに取りこんだ「君はメロディー」が流れてきたときに初めて魅力に気づきました。いまではサビを聴くだけでうるうるしそうになります。

パフォーマンスについては特になし。

ここで本編は終わって、最後は恒例の新曲披露。

願いごとの持ち腐れ

純粋なAKB48のメンバーでやった場合、岡田奈々と向井地美音のWセンターになるというのがわかって興味深かった。この曲も最初に合唱バージョンを聞いたときはどうなることかと思ったけど、編曲が加わると思ったより悪くない。

まあ、曲の感想はまた別の機会に。

それよりも、ダンスが変則的なのでアンダーポジションに入る人は大変そう。

まとめ

1年待った第一党の新公演なわけですが、ここまで読んでもらえればわかるとおり、ぼくはイマイチだなと思いました。

その理由として

①暗い曲が多い

②メンバーの熱量が感じられない

③客席がお通夜

の3つがあげられるでしょう。

まずについて。

客席がお通夜

これはメンバーには直接的な原因はないと思われるけれど、客席がとにかく静かだった。『ミネルヴァよ、風を起こせ』公演の初日と比べると雲泥の差。コールもなければMixもない。静かに聞き入る曲ならまだしも、「ランナーズハイ」とか「青臭いロック」のような曲でコールないのはダメでしょう。在宅が偉そうにいって申し訳ないけど、MCで岡田奈々が「アルバムを聴いてきた方?」と質問したさいに手を挙げた人が少なかった。これはぜひとも予習してきてほしかった。

次に①について。

暗い曲が多い

これもメンバーに非はなくて単純に運営サイドの問題。一曲目から「Get you!」はどうんなんだろうか。これモーニング娘。とコラボした曲ですよ。おまけにその要因となったであろう指原莉乃は参加していない。これで一発目から盛り上がれって無理でしょう。翻って『ミネルヴァ』公演はどうか。こちらは、きっちり「重力シンパシー」という定番曲を持ってきている。おまけに、前田敦子に声が似ている岡部麟をセンターに起用するという気の利いた配慮もある。曲だけで比べてみても、「Get you!」と「重力シンパシー」のどちらが盛り上がるか、聞くまでもない。せめて一曲目は「唇にBe my baby」のような、誰もがなじみのあるAKB48の曲で始めるべきだったと思う。

で、この暗い曲が多いというのはセットリスト全体にもいえる。

なんというかな、疾走感のある曲がすごく少ないんですよ。みたび『ミネルヴァ』公演を引き合いにだすと、「重力シンパシー」があって、「ゼロサム太陽」があって、「私たちのReason」があって、「ラベンダーフィールド」があってと、とにかくテンポが速い曲が立て続けにある。おまけにそのあとも、「コップの中の木漏れ日」、「オフショアガール」、「夢でKiss me」とアイドルらしい曲が目白押しで、少なくともこの前半の四曲とユニット曲の三曲は息つく暇もないくらい楽しい。

一方、『サムネイル』公演の楽曲はどうも歌謡曲や暗い曲やおとなしい曲が多い。そもそも、「コイントス」と「過ち」はどっちかで十分でしょう。ユニットで「ひび割れた鏡」をやって、すぐ後に全員で「誰が私を泣かせた」やる必要ってありますかね。似たような曲多すぎじゃないかな。

アルバム収録曲でセットリストに組まれてない楽曲は、「365日の紙飛行機」、「翼はいらない」、「しあわせを分けなさい」、「光と影の日々」、「ハイテンション」の5曲。「ハイテンション」は時節柄遠慮したのかと思うが、残りの4曲もバラードよりの楽曲だ。つまり、こうしてアルバム曲だけでセットリストを組んだ結果、ある重大な問題が露呈したわけである。そう、近年のAKBの楽曲にはアイドルらしいキラキラした曲が少ないという問題が。

これはもう多くの人が気付いているだろうけれど、ここ数年のAKBには本当にアイドル的な曲が少ない。そのかわり、変わり種の曲ばかりが来る。その最たる例が「願いごとの持ち腐れ」だ。悪い曲じゃないけれど、これを表題曲にするってどうなのよ? やっぱり夏は明るく爽やかな曲で盛り上がるべきなんじゃないのか?

閑話休題。

といったように、この公演は非常に盛り上がりにかけるものになっている気がする。その大きな原因はセットリストの貧弱さにあるだろう。せめてteam8の「星空を君に」や「思春期のアドレナリン」でもあれば別だけど、残念ながら『サムネイル』には収録されていないので……。

最後に②について。

メンバーの熱量

印象論になるけど、はっきりいって今回のメンバーからは熱意とか圧力といったものが感じにくかった。もう四度目になるけど、『ミネルヴァ』公演の初日は本当にすごかったですよ。とにかくみんな笑顔で一生懸命で、あっという間に時間が過ぎちゃった。数名のメンバーが「この公演は汗をかく公演」といっていたけど、それは甘い。『ミネルヴァ』公演はもっとすごいぞ!とぼくは思っていた。どこがどうってわけじゃないけど、例えば、ダンスのポジションを移動するときの動作であるとか、腕を振り上げたり振り返るときのキレであるとか、そういった細かい部分が積み重なって全体がまったりしているように見えた。

これに関して倉野尾成美が爆弾発言をしていて、曰く「8だったら曲がなったらすぐ練習するけど、先輩たちは振りのVTR撮影が終わったらそれで終わり」。それに峯岸みなみが「効率的なんだよね」と冗談っぽく答えた。

マジだとしたらかなりダメでしょう。

かなり長くなったのでそろそろ〆ます。ところどころ楽しいところや目を見張る部分はあったものの、ちょっと期待外れな公演になってしまいました。岡田&横山の「過ち」と、入山・込山・向井地の「バケット」はまた見たくなるものだったし、これを見れただけでも価値があった。ただ、それ以外はぶっちゃけあまり……。

いまのままだと『ミネルヴァ』公演か『僕の太陽』公演のがいいかな。

ここからゆいはんやあんにんが抜け、さらに加藤玲奈や小嶋真子も抜け、そこに谷口めぐや大森美優が入ると思われるので、それでどうなるかですね。

あとおまけ。

一曲目の衣装からしてセーターなんだけど、もしかして10月にやるように作った衣装をそのまま使ってるのかな? これから夏になってもこのままだと見ていて暑苦しい気がする。

おそらく誰も聞いていなかったであろう「Nコン2017『AKB48が語る!課題曲&合唱曲の魅力』」の感想

5月3日のNHKラジオは妙にAKBづいていた。

FM放送では『今日は一日秋元康三昧』が10時間にわたって放送され、AM放送では岡田奈々がゲスト出演した『つぶや句575』が『秋元康三昧』と時間がかぶって放送されていた。

しかし、この二つの番組の前にこっそりとある番組が放送されていたのである。

Nコン2017「AKB48が語る!課題曲&合唱曲の魅力」』だ。

これ、ぼくの知る限り事前の告知はまったくなかった。もしかしたらメンバーはSNSやモバイルメールでファン向けにお知らせしていたかもしれないけど、少なくともこちらの目には入ってない。*1おまけに放送時間が朝7時20分というゴールデンウイークにしても早すぎる時間帯。

たぶん、日本でこの番組を聞いたのは100人くらいしかいないんじゃないか。

かくいうぼくが聞いたのも偶然のたまもので。『つぶや句575』に備えてらじるらじるというNHKラジオのアプリをインストールし、試しに起動してみたらそれが7時20分過ぎで、番組表にAKBの文字を見つけてて慌てて聞いたという次第。

そんな成行で聞いていたのだけれど、意外とおもしろかった。

出演者は、AKBがNHKで「願いごとの持ち腐れ」を披露した際に指導と指揮を担当してくださった、指揮者の辻秀幸さん。そして、AKB48から、総監督の横山由依、加藤玲奈、高橋朱里の3人。番組の構成としては、リスナーから合唱曲のリクエストとその思い出を募集し紹介する感じ。王道のスタイルですな。

まず、辻さんの軽快なトークがとても楽しい。日本人の指揮者って小澤征爾と佐渡裕くらしか知らないけど、このふたりと同様、辻さんもめちゃくちゃおおらかでチャーミングだ。曲の解釈や歴史的な背景についてはまじめに語る一方で、ところどころオヤジギャクを混ぜることでメンバーを飽きさせないように工夫している。

プロから見たらいろいろ言いたいこともあるだろうに、AKBの合唱について「ポップスの人はこういうリズムの取り方をするんだと勉強になった」、「普段はきれいなユニゾンができてるのに、ハーモニーがユニゾンになってたりして……まあ個性だよね(笑)」といったり。「願いごとの持ち腐れ」については「夢がテーマで腐れがあるってなんじゃそりゃって思った。そのおかげで、曲についてもっと考えてみようと思える。これが秋元康さんのすごさだよね」といったり。

とにかく最大限の配慮をしてくれる優しい人だった。

ちょっとファンになりましたよ。

で、この番組はAKBメンバーがコメントで合唱曲の思い出を紹介するコーナーがあって、それがとても聞きごたえがあった。

ほとんど聞いていた人がいないと思うので、メモ程度ですが内容を書き記しておきます。

・まずですね、NMB48の市川美織とAKB48の入山杏奈がアンジェラ・アキの「手紙」を合唱した思い出について語っていたんですが、残念ながらちょっと寝ぼけながら聞いていたせいでほぼ内容を覚えていません。なんとなーくの記憶では、フレッシュレモンの中学だか高校だかが「手紙」でNコンに出ようとしたとかいう話をしていた気がする。あんにんのエピソードは完全に失念。

・次はHKT48の松岡はな。聞こえる」を中学の合唱コンクールで披露し、指揮者を担当していたというエピソードを話してました。

・お次はまたまたHKT48から兒玉遥が登場。「時の旅人」を中学校の合唱コンクールでやり、なんと伴奏を担当することになったものの出だしで失敗したらしい。そのあとは気合でやりきったとか。

・AKB48の岡田奈々は「流浪の民」について。中学の合唱コンクールで全校生徒の前で歌うのは緊張したけど、いまではソロで歌うこともあるのでいい経験になっているとのこと。ここでは辻さんの曲の説明がとてもおもしろかった(もうほとんど覚えてないけど)。

・SKE48の後藤楽々の思い出の曲は「シーラカンスを取りに行こう」。この曲がとってもかわいい曲で、まずはそれに驚く。肝心のエピソードは、中学一年生の合唱コンクールで歌い、新人賞をゲット! そのあとに部活があったけど、サボってみんなで遊びましたという、これまたかわいらしいもの。

NMB48白間美瑠は小学校の卒業式で歌った、いきものがかりの「YELL」。練習をがんばったので、いまでも思い出すと泣きそうになるんですよねとしみじみ語っていた。

・最後は、AKB48の久保怜音のエピソード。小学校の卒業式で「旅立ちの日に」を歌うことになり、あまり練習に出られなかったけれど(すでにAKBだったので)、友だちが個人的に教えてくれたので、「本番ではがんばれました」だってさ。「本番ではがんばれました」って表現がいいですね。

 

たまたま聞いたけど、普段は絶対知ることがないであろうメンバーの意外なエピソードを知れて思わぬ掘り出し物だった。そして、やっぱりJポップと合唱曲って根本的に違うものなんだと思った。この番組で10曲以上聞いたけど、意外と「願いごとの持ち腐れ」って悪くないかもって感じました。

*1:いま調べると、このNコンの特設サイトの一番下に番組紹介があった。

祝 一色嶺奈 ロケットニュース デビュー。

SKE48のれなひゅーがロケットニュースで取り上げられていた。

この755でのやりとりはたしかに秀逸。

SHOROOMでも度重なるアンチコメントに気丈に対応していて立派だったけど、こうやってヲタをあしらうのも上手だったとは。

容姿はもちろんスタイルも抜群で声もかわいい。これをきっかけにブレイクしてほしい。

それにしても、れなひゅーってニックネームいいね。

ひゅーってすごくかわいいもんね。

西川怜の「制服ビキニ」をどんな顔して見ればいいのか?

去る4月18日。

ドラフト2期研究生の西川怜が、チームAの「M.T.に捧ぐ」公演に初めて立った。

ドラフト生はチームに所属する研究生という建前があるので、チームB所属の怜ちゃんはBの公演にしか出ないはずなんだけど、そこはそれ。去年から今年にかけての卒業ラッシュによってもはやAKBのチーム制は完全崩壊状態で、別けてもAは正規メンバーが13人しかおらず、そのうち総監督の横山由依と兼任メンバーを除くと8人しか残らないという異常事態に陥っている。これは運営的には相当マズイと思うのだけれど、メンバーからしてみればチャンスでもあって、というのは、ひとつの公演には通常16人必要なのでダンスを覚えさえすれば誰でもチームA公演に出られるということにもなる。

西川怜はがんばってそのチャンスをものにしたというわけだ。

で、ここからが本題。

その怜ちゃんの参加するユニット曲が、まさかまさかの「制服ビキニ」だったのである。ぼくはこの「制服ビキニ」が大好きだ。曲調はなんか懐かしい感じで、聞くたびに『めぞん一刻』のOPでおなじみの斉藤由貴「陽だまり」を連想する。「待ってよヴィーナス」だとか、「半分マーメイド」とか、わざと古臭い歌詞を書いているところも良い。山田菜々美のハスキーな歌声はいつ聞いても色っぽいし、田北香世子のプロのアイドル感もハンパない。

この曲は、「放課後ふたりきりで海に行ったら、巨乳の彼女が制服の下にビキニを着ていて、おまけにスカートをまくって軽く誘惑なんかするもんだから、目のやり場がなくて困っちゃたなぁ」という非常にけしからんもんなんですよ。おまけに、歌詞に合わせて制服を脱いで水着になるという振付もあるのだ。

それを西川怜ちゃんがやった。

初披露らしい初々しさと、細長い手足を生かしたセクシーさと、ちょっとばかりの恥ずかしさの交じった素晴らしいパフォーマンスだった。

ちなみに、西川怜ちゃんは13歳。

13歳って!

そりゃ入山杏奈も目を見開くわ。こっちも「えっ!」って声出して驚いた。あんまり長くいるから、とっくに高校生のなっていると思ってたよ。

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 怜ちゃんが13歳だとすると、それを見てニヤニヤもといニコニコしていた私はいったいどういう人間になるのか。というか、これはなんか法的にアウトなんじゃないのか。というか、13歳にもかかわらずあの無邪気な小悪魔っぷりを演じきっていた怜ちゃんはとてつもないんじゃないか。

――なんてことを思った次第。

まあでも、怜ちゃんの「制服ビキニ」、変な意味でなくかわいくてよかったですよ。