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家から出て握手したら負けだと思ってる

完全在宅アイドルファンによるブログです

ぼくとブログとAKBと

ぼくがブログを書く理由

今週のお題「私がブログを書く理由」とのことで、まさに初エントリにはぴったりです。

ぼくがブログを書く理由。

それは、AKBのとある一曲に出会ってしまったからだ。身近にAKBのファンがいないせいで、その曲の良さを語り合うことができない。思いの丈をぶちまける場所がない。

なら、ブログに書けばいいじゃないか!と思ったわけです。

以下に続くのは、いったいどうしてここまで魅力的なのか、素人なりに考えてみた上での結論のようなものです。

High School Days

2011年、東日本大震災が起こったこの年に、AKB48は三枚目のアルバム『ここにいたこと』をリリースした。

このアルバムには「ヘビーローテーション」や「チャンスの順番」といった代表曲に交じって、こんな名曲も収録されている。

どうです? いい曲でしょう?

ぼくはこの曲が大好きで、一日中リピートしていたこともあったくらいです。『今夜は帰らない』というラジオ番組のエンディングテーマだったこともあり、番組でこの曲が流れると、「ああ、もう終わっちゃうのか・・・」とさみしくなったものです。

曲がいい

そもそも論として、メロディラインがいいんです。

メロディアスで切ないサウンド。感傷的なキーボード。大サビで気持ちよくなるドラム。一昔前のアイドル声優の楽曲に近いものがある。つまり、十代のアイドルが歌うにはぴったりということです。

「今夜は帰らない」のエンディングにこの曲が流れると、なんだか文化放送のアニラジを聞いてる気分になるのはそのせいかもしれない。

歌詞がいい

秋元康が天才作詞家だというのは十分わかっているつもりだったけれど、それでも、こんなに爽やかでセンチメンタルな歌詞を50代のオッサンが考えたとはとても信じられない。まず、出だしからすばらしすぎる。

強い陽を受けて

校舎の窓がキラキラしてる

僕は手を翳して

心の中で君を探していた

最初からロマンチック全開。

普通の作詞家なら、「ぼくはプール掃除をしながら、きらきら光る教室の窓の向こうにきみの姿を探していた」という内容にするでしょう。

それを秋元康は「きらきら光る窓の眩しさに手をかざし、心の中で君を探した」と書く。この「心の中で君を探していた」というのが、なんとも不穏な表現だ。もしかしたら、もう「君」はこの世にいないんじゃないの? とすら思わせる。

歌のはじまりにもかかわらず、ここには夏の高揚感や期待と同時に、胸に秘めた恋心という切ない感情までも含んでいるわけだ。天才すぎる。

それでも、1番のサビではまだ期待感や明るさが目立つ。これが2番のサビになると、切なさはより強くなる。

High school days

楽しい日々よ 眩しい時間は

静かに落ちる夢の砂

High school days 僕は

ほんの一瞬 瞼を閉じて

切なくなる

もうワクワク感はない。あるのは、夏の終わりの寂しさだけ。こうして、いよいよ切なさが頂点に達したとき、秋元康は魔法をかける。

最後のサビはこんな具合だ。

High school days 振り向かないで

去年の太陽を悔やむよりも

High school days きっと

空の彼方に 恋の季節が

やって来るよ

 終始「僕」の視点で語られていた歌詞が、突然「僕」以外の人物に変わる。「僕」が「君」へのいえなかった恋心に切なくなっていると、「振り向かないで」また新しい恋が待っているよと誰かが「僕」を励ましてくれる。

語り手の視点がぶれるわけですよ。「僕」と「君」だけの物語であったはずの場所に第三者が加わることで、この歌には立体感が生まれている。

とはいえ、やっぱりこの歌は「僕」と「君」の物語なのだ。

High school days ずっと

ときめきの中に 過去と未来の

2人の虹を架けよう

 めちゃくちゃロマンチックな歌詞じゃないですか?

というか、発想が童貞くさい。

女の子と付きあったことのない思春期の男子の発想だよ。

「ときめきの中に過去と未来の2人の虹を架けよう」なんてセンチメンタルな言葉をあのオジサンが考えてるのか。本気でゴースト・ライターの存在を疑うレベルだ。

歌手がいい

もちろん音楽だけでも十分すばらしいんだけど、この曲は映像と合わさることで完璧になる。 歌っているのは後にチーム4を結成することになる研究生。島崎遥香はもちろん、入山杏奈や加藤玲奈といった豪華なメンバーがそろっている。

10人以上の中高生が、高校時代の夏の恋を一生懸命歌って踊る。幼さを残した声は曲のイメージにぴったりだし、またその顔がきらきらしてること・・・。

正直、この曲を聞くたびに毎回泣きそうになる。

こんな青春を経験したことはなかったなという悲しさと、曲と詞と歌手が完璧にかみ合った奇跡のような楽曲による多幸感によるものだ。そして、いまはもう再現できないことへの寂しさもある。

20歳になったぱるるが歌っても、このきらめきは表現できない・・・。

まとめ

ということで、素人なりに「High school days」の魅力を考察してみた。

たぶん、この歌はAKBオタクの間でもそれほど有名じゃないだろう。世間的にはほぼ無名だと思う。ひょっとしたら、他の人にとっては平凡な曲かもしれないし、秋元康にとっても成功作ではないかもしれない。

でも、すくなくとも、ぼくは一生この曲を聞きつづけます。