「AKB48がアナタを囲んで360度PR!」で、島崎遥香が「おっぱい」と言ってる気がする!
YouTubeのAKB48の公式チャンネルに、新しい動画がアップされていました。
日テレで放送される音楽特番の告知動画ですが、特徴的なのは360°見れる動画であること。HKT48がロッテの公式チャンネルでクリスマスツリーを作ったときと同じやつだ。
これ、ものすごくおもしろい。360°動かせるということは、カメラアングルを自分で決められるということだ。普通の動画では見せたいものを見せられるのに対して、この動画では見たいものを見るという自由がある。好きなメンバーだけを見続けることだってできる(不満点としては、画質が悪いところと魚眼レンズのように顔が大きく映るところ)。
さて、この動画に出演しているのは、今年の総選挙で選抜に入った16人である。動画はおよそ3分。すべてのメンバーを個別に追うと、16×3=48で、48分。なおかつ全体を把握するためには"ザッピング"する必要もあるので、結局50分以上かかることになる。
もちろんぼくは50分以上かけて見ました。
いろいろと見どころがある。
兒玉遥がひとりぼっちになってるっぽいとか、岡田奈々が無理やりはしゃいでる感じがするとか、登場時の高橋朱里の「パクッ」がかわいいとか。
その中でも、ひときわ目を奪われたのが、ぱるること島崎遥香だ。
ぱるる=パンダ説
島崎遥香は動かない、しゃべらない。
まさに、静かなること林の如く、動かざること山の如しだ。
他のメンバーが一生懸命カメラに"媚びを売る"なかで、ぱるるはひたすらそこにいるだけ。360°映っているからといって、あっちに行ったりこっちに行ったりしない。はじめに与えられたポジションに立ったまま、ただただ自然体でいるだけ。
これが実に魅力的で、ついつい「ぱるるはどうしてるかな?」とアングルを変えてしまう。
というのも、この動画、ちょっとワチャワチャしてるんですよね。
もちろんこのワチャワチャ感というのが企画の売りなんだろうけど、見る側としてはちょっと疲れるのも事実。メンバーが野放図に動くので、追いかけるのがしんどくなるんです。頼むから画角に収まっていてくれよ、と思ってしまう。
その気持ちを知ってか知らずか、ぱるるは何もしない。
「イエー!」と歓声を上げることもせず、さや姉の動きをイジることもない。
ときどきちょっと微笑んで、隣の小嶋陽菜と目配せしたり。たまに拍手をしたかと思えば、狂ったオモチャのようにいつまでも両手を叩き続けたり。
しだに、ぱるるが微笑むだけで「あ、笑った!」とうれしくなってしまう。
この気持ちには馴染みがあるぞと考えたら、わかった。
パンダを見るときに感じるあの気持ちだ。
上野動物園に行っても、パンダが見れるとは限らない。よしんばパンダがいたとしても、檻の奥で寝ころんでいるだけ。ライオンのようにこちらを睨みつけることもなく、猿のように木を登ることもなく、アシカのように芸をすることもない。
パンダって、サービス精神がゼロなんですよね。
あんなにかわいげのない動物なのに、たまに笹を食べてると「あ、笹食べてる!」とうれしくなるでしょ。
あれと同じです。
つまり、ぱるるってパンダなんだ。
しばしば、ぱるるは猫に例えられるけど、猫はちゃんと人間に媚びる。猫じゃらしやボールを与えてやれば、きちんと遊んでくれる。
その点、パンダは自然体。
せっかくタイヤがあるのに見向きもしない。隅っこの方で地面をいじったりしてる。
握手会欠席しすぎって文句をいう人も、パンダなんだという気持ちになるべきですよ。上野動物園のパンダなんて、いつ行ってもいないんだから。
たまにいるのを見て「あ、いた!」と喜ぶ。
それでいいと思います。
1分54秒
こんな風に、ぱるるはパンダなんだと思っていたのも束の間。
ぼくはとんでもないことに気づいてしまった。
宮脇咲良が、HKT48と浅香唯さんとのコラボで「C-Girl」を披露すると発表したときのことだ。「C-Girl」にちなんでメンバーが片手でCを作る中、ぱるるは両手でCを作り、おもむろにそれを傾けるではないか。
あれ、このポーズはひょっとして……。
ぼくの頭の中にあるイメージが浮かんだ瞬間、もう一度、ぱるるがCを作りそして傾けた。唇が動いたのを、ぼくは見逃さなかった。
「おっぱい」
そうつぶやいて、ぱるるは笑っていたのだ。
問題の場面は1分54秒。
これがぼくの勘違いでない証拠に、ぱるるが「おっぱい」といったタイミングで、隣の小嶋陽菜と松井珠理奈が微笑んでいる。
ぱるるといえば、下ネタ嫌いで有名。『AKB48のオールナイトニッポン』に出演した際には、軽い下ネタを混ぜたメールに対してちょっぴりご機嫌斜めになったこともあった。
そのぱるるが、自ら胸の形を作って「おっぱい」といっている。
これを発見したときのうれしさといったら、まさに、パンダが笹食いながらボール遊びしてるのを見たような気分です。
ぶっちゃけキャラの指原でも、サービス満点のまゆゆでも、こんな気持ちにはならないだろう。
奉仕するだけがサービスではないと、ぱるるに教えられました。