読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

家から出て握手したら負けだと思ってる

完全在宅アイドルファンによるブログです

LINE LIVEで放送されたSKE48のレギュラー番組『コレカケルアレ』がおもしろい

SKE48 バラエティ

 LINE LIVEで放送された、SKE48のレギュラー番組『コレカケルアレ』のパイロット版を見ました。

lineblog.me

 

出演者はSKE48の北川綾巴、髙寺沙菜、小畑優奈、菅原茉椰の4人。とある一室に集められた4名のメンバーが、台本なしで自由時間を過ごす様を見守るバラエティ番組だ。と、こんな風に書くと、そういう他愛のない様子を見てファンがニヤニヤする系の番組かと思われるだろうが、そうじゃない。

「コレカケルアレ」はもっとバラエティに寄っている。つまり、メンバーがゲームをしたりお菓子を食べたりしている様子を、別室の黒ギャル3人組が見ていて、ツッコミやコメントをするという構造があるんです。一種のリアリティショーですね。

アイドルが自由に遊ぶ→それを黒ギャルが見る→それを視聴者たちが見てコメントを打つという三重のメタ構造になっていて、これがとてもおもしろかった。

通常、アイドル番組というのは閉じた世界だ。出演者はアイドル、視聴者となるのはアイドルのファン。基本的には、ファンはアイドルを全肯定する。つまらない一発芸をしても、オチのないトークをしても、ファンはそれを受け止める。表現は悪いけど、ある意味では、なあなあの関係である。

『コレカケルアレ』は、ここに黒ギャルを持ちこんだ。アイドルもファンもなあなあでやっていた中に、黒ギャルという黒船が襲来したわけです。

そのおかげで、いままで"言いっこなし"でやっていたことが、いちいち白日の下に晒されていく。それがとても新鮮で楽しい。

例えば、小畑優奈へのツッコミ。小畑といえば、押しも押されもせぬ妹キャラ。何をやろうがメンバーもファンも可愛がる。ウサギ耳のカチューシャを付けたり、罰ゲームで赤ちゃん言葉をしゃべったら、「フゥー」と歓声をあげるのがお約束。

ところが、黒ギャルは違うんですね。ウサギ耳のカチューシャを付けたゆななに「絶対自分のことをカワイイと思ってる」。赤ちゃん言葉をしゃべったら、「うわ、寒っ」、「小畑はブリ倒しますよね」と、ツッコミを入れる。

あるいは、お菓子を食べまくる髙寺には、「アイドルって食事制限とかないの?」、「髙寺とは絶対付き合いたくない。食いすぎ。食費めっちゃかかりそう」と、辛辣なツッコミをしまくる。

遊んだゲームの片づけをしない北川には、「こういうときだけ先輩ぶる」。テンションの低い菅原には「この娘、もう飽きてるよね」。

これは素朴な感想であり、世間から見たアイドルへの感想だ。

アイドルとファンだけの幸せな空間に黒ギャルが侵入することで、ときに「そっか、ゆななはブリっ子に見えるか」と新鮮な発見をしたり、ときに「いや、おまえら文句いってるけど、この娘は普段はこうじゃないんだ!」とちょっとだけ憤ったり、おもしろい視聴体験でした。

また、世間の目を担当するのが黒ギャルというのもいい設定だ。というのも、黒ギャルってアウトサイダーだから。世の中には多くのアウトサイダーがいて、黒ギャルとオネエはその二大トップ。黒ギャルもオネエも、いろんな媒体でご意見番キャラや辛辣な意見を言う役割を担わされている。それはアウトサイダーだからだ。つまり、はっきりいえば、視聴者や出演者は「こいつら偉そうにいってるけど、所詮は黒ギャルだしオネエじゃねえか」という言葉に出さない見下しの意識を持っているのだ。黒ギャルもオネエも、存在自体がツッコミどころ満載の大ボケ。何をいっても自分とは違う世界に住むイキモノだから、厳しい意見も嫌味なく聞くことができる。

それって差別じゃないのかという問題は置いておいて、この番組の黒ギャルは、いちいち言うことが正論だった。というか、ちゃんとした大人だった。

「女子会するって設定なのに、ゲームしてばっかりで全然しゃべらない」。

「自由にって言われても、カメラがあるから、それを意識しないとダメ」。

「先輩後輩が仲良しこよしになると、いっしょに仕事してても注意できない」。

どれをとっても正論だ。

正直言って、SKEメンバーがわちゃわちゃやっているだけだと、これはかなりつまらない番組になっていた。それを見てツッコむ黒ギャルの存在によって、バラエティ番組たりえていた。ニコニコ生放送と違って、きちんと編集されているのもよかった。生放送でバラエティって、あんまり良い印象がない。

ゆなながこうしてフィーチャーされたのもよかったし、ずっとテンションの低かった菅原が最後の風船ゲームで途端に暴走しだすのもよかった。反対に、いままでハイテンションだった北川が、スタジオに黒ギャルが来たとたん人見知りモードが発動して無口になる様子も見どころ。

なにより、黒ギャル軍団の左端にいた、ガングロと書かれたサングラスを首からかけていた女の子。あの娘、めちゃくちゃかわいいでしょ。化粧が濃いからわからないけど、鼻の形がきれいだし、歯並びもいい。逸材がいたんじゃないのか。

SKEはこのところ地上波での冠番組にめぐまれていなかったけど、LINE LIVEは新たなフィールドになるかもしれない。

アーカイブ保存されているのもうれしい。

LINE LIVEありがとう。