家から出て握手したら負けだと思ってる

完全在宅アイドルファンによるブログです

今年の夏のアンセムは、乃木坂46「裸足でSummer」に決まり

乃木坂46の15thシングル『裸足でSummer』の収録楽曲が続々と解禁されていますね。

いつもどおり、TypeAからTypeDに加えて通常盤の合計5種類が発売されます。

共通なのは表題曲の「裸足でSummer」と、高校生クイズの主題歌である「僕だけの光」だけで、それぞれのタイプに一曲ずつ別の楽曲が追加されているという仕様。

さて、この「裸足でSummer」ですが、タイトルを知ったとき、とてもうれしかった。なんせ、今年はAKB48という日本最大のアイドルグループがサマー・ソングをリリースしていないので。いままで日本の夏はAKBとともにあったのにそれはダメだろと批判をしてしまった。

at-home.hatenablog.jp

ところが、乃木坂46が「裸足でSummer」という夏の歌としか思えない楽曲を歌うというじゃないですか。さすが乃木坂、わかってる。

で、感想なんですが、正直いって聞いた瞬間、度肝を抜かれました。

 

「ガールズルール」、「夏のFree&Easy」、「太陽ノック」と、これまで夏歌には定番のポップソングだった乃木坂が、EDMにチャレンジしている。

EDMはずるい!

なぜって、EDMって無条件に人間をノリノリにさせてしまう音楽だから。たいていのものは味噌を付ければ美味しくなるように、たいていの曲はEDMにすれば盛り上がっちゃうしオシャレになる。名曲入り待ったなしだ。

で、そのEDMの爽やかなメロディーにのせて歌われるのは、気まぐれな女の子に片思いする少年のストーリー。夏の強い日差しとハウスっぽい音がとてもよく合っているし、「いつもの夏と違うんだ君は気づいていないけど」という歌詞が、夏の高揚感と片思いに区切りをつけようとするドキドキ感を巧みに表現している。そして、個人的に、この曲のように、みんなに人気者の女の子を題材にした歌って大好きだ(たとえばSKE48の「コケティッシュ渋滞中」とかね)。それを乃木坂46という超イケイケかわいい娘軍団が歌うとなれば、これは、ぼくのストライクゾーンのど真ん中。

100点をはるかに超えて100万点に到達。

聞いている間、ずっと脳が幸せな気分でした。

どうやら今年のAKB48の夏歌は「LOVE TRIP」という古臭めな曲になりそうでがっかりしていたが、「裸足でSummer」があるなら文句ない。2016年の夏は、「裸足でSummer」が日本を席巻するといっても過言ではない。

とここまで書いていて思い出したけど、以前にも似たようなことを書いていた。

at-home.hatenablog.jp

このエントリでは、同じくAKB48の「翼はいらない」と「考える人」に文句をいい、乃木坂46の「きっかけ」を絶賛している。ひょっとして、ぼくはAKBより乃木坂のが好きなのかもしれない。あるいは、もしかしてだけど、秋元康は乃木坂のほうに熱量をこめてるのかも。まあ、このややこしい問題は棚上げしておく。いずれにしても、秋元康には、失望させられたり、心酔させられたりのくりかえしだ。つまり、ホームランか三振かってタイプなんですね、秋元さんは。だからこそ、次がどうなるか目が離せないのかも。

ところで、秋元康は曲を作るさいに"街鳴り"を意識するらしい。つまり、その曲がどういう場所でどのように流れるのかということを考えながら作曲するというのだ。それでいうと、「裸足でSummer」は非常に街鳴りがいい。真夏の渋谷のスクランブル交差点や、ビーチサイドのシャレたカフェで流れるのがぴったり。女子高生が入りたいアイドルグループランキングで1位を飾った乃木坂46にふさわしい曲だ。

 

また、今回はジャケットもいいんですよね。

メンバーが自撮りしたジャケット写真からあふれる、女子校の夏休み感。あるいは、女子校の修学旅行でグアムに行った感。なんなんですか、これ。特に通常盤のジャケット写真(トップ画像です)。斎藤飛鳥がメンバー全員と自撮りしているやつ。みんな真っ白な肌で、建物の壁も白で、床も白。プールの水は透きとおっている。"Girly"ってこのことを言うんだっていう画像。ジャパニーズ・カワイイ・カルチャーここに極まれり。幸せってこういうことだなって実感しました。

もちろんそれ以外もすばらしいですよ。

TypeA

TypeB

TypeC

TypeD

メンバーの名前がジャケットに書かれているのが、修学旅行で撮影したチェキっぽくて、メンバーの仲良し感を倍増させている。ナイス演出です。

 

夏のはじまりを予感させる爽やかな曲調、甘酸っぱい歌詞の世界観、そしてカワイイでは表せられないくらいの幸福感を与えてくれるジャケット写真。

 

AKB48まずいぞ、「LOVE TRIP」で昔に戻ってる暇はない。

乃木坂46は恐ろしいことになっている。