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トライアル版『AKB48の君、誰?』初回放送の感想

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SHOWROOMで配信された、『AKB48の君、誰?』を見ました。

スマホ向け放送局NOTTVの立ち上げ当初から続いていた、AKB48のレギュラー番組『AKB48のあんた、誰?』。秋葉原のAKB48CAFE&SHOPから毎日生放送されていたこの番組も、NOTTVのサービス終了とともに最終回を迎えたわけですが、ついにその後継番組として『AKB48の君、誰?』がスタート。

といっても、これはあくまでトライアル版。現状、SHOWROOMのスタジオで機材をお借りして放送していて、レギュラー化するには26日から31日までの5日間で、ユーザーから500万ポイントもらう必要があるとのこと。早い話が、SHOWROOMの課金アイテムを買って、運営資金をくれってわけです。ちなみに、ポイントコメントや無料のギフトでも獲得できるとはいえ基本は有料。スペシャルギフトはアプリ内通貨を1円=1Goldで購入して交換する仕組みなので、ざっと製作費を500万円必要ってことかな。

このシステムを初めて聞いたときは、いよいよ内輪向けに特化してきたなぁと思いました。しかし、考えようによっては、代理店とスポンサーという中抜きを挟む従来の製作方式ではなく、見たい人が番組スタッフやメンバーに直接的に金を払うという非常に真っ当かつ実験的な試みをしているともいえる。

実際、番組中にはCMと称して多くのポイントをくれたユーザーの名前を読み上げたり、メンバーが設定した以上のポイントが集まればムチャブリを実行するなどといった、この形式ならではの企画も盛り込まれていた。視聴率云々という漠然とした数字ではなく、ユーザーからのポイントがイコール制作費になるというシビアな状況なので、一回ごとの放送が文字通りの命がけになる。とすれば、これは結構楽しみな番組になりそうな予感だ。

てなあたりが全体の感想。

肝心の初回放送の内容ですが、出演メンバーは伊豆田莉奈、大島涼花、小笠原茉由、田北香世子、中西智代梨という『あん誰?』でおなじみのメンバーでした。基本的な内容はムチャブリやフリートークといった定番企画ですが、観客の歓声がないぶん若干の寂しさがあった。また、スタジオでの放送ということで、ちょっと狭苦しさというか安っぽさがあったことは否めない。それを補うためかどうか、スタッフの笑い声やツッコミが過剰に入っていて、そのせいで、なんというか、大学生の放送サークルっぽい内輪のノリがしてました。

これはちょっと気になったかな。

とはいえ、伊豆田のイズケツいじり&「イズケツが邪魔をする」の熱唱があったり、ユーザーからポイントを獲得したことで涼花が智代梨にタイキックをお見舞いしたり、かよよんによるお兄ちゃんへのガチ告白があったりと、なかなか満足な内容。

特に、最近は公演を見れていないので、動く田北香世子を見れてよかった。かよよんは、アイドルとしてどうとかではなく純粋にタイプだ。チョーカーが似合っていてとても可愛かった。

放送の最後、番組にもっとも貢献したメンバーをユーザーのポイント投票で決めるコーナーでは、なんと伊豆田が勝利。こういうのって単なる人気投票になりがちだけど、ちゃんと伊豆田が評価されてよかった。一位の伊豆田から、もっとも多くのポイントをくれたユーザーさんへのガチ告白のコーナーもあり、ところどころで集金イベントを用意するスタッフの工夫に頭が下がる思いです。

ファンが直接スポンサーになるというギリギリな状況ですが、どういう形であれ番組があるというのは良いことなので、願わくばレギュラー化して末永く続いてほしいですね。初回放送だけで100万ポイント以上獲得したので、たぶん大丈夫そうですが。

こんな感じでYouTubeに転がってるわけですが、課金しないまでもできればオンタイムで見ましょう。