AKB×株式市場のAiKaBuアイカブをやってみた
4月17日にリリースされたAKB48のアプリ「AiKaBu」をやってみました。
ゲームの内容はいたって単純。メンバーが代表を務める企業の株を買ったり売ったりして、資産を増やすというもの。総資産ランキングや株主ランキングで上位に入れば、「株主総会」という名のイベントに参加できるようです。
以下、プレイ画面を交えながら感想を書きます。
チュートリアルで株の売買を学ぶ
スタート画面はこんな感じで、AKBに籍がない人の姿が早くもチラホラ。
はじめにユーザー名を入力(あとから変更可能なので適当でおk)。
次に推しメンを選択。AKB48だけとはいっても、チームAから8までいるので大変。なおここでの推しメン選択はあくまでチュートリアルのさいに使用するだけのようなので、それほど深刻に考えなくても大丈夫。あとで推しメン変更も可能です。
ぼくは最近気になる千葉恵里を選んだ。
こんな感じで、えりいの株を買ったり売ったりして株の売買の仕方を学ぶ。ちゃんと成行・指値・逆指値の三通りの売買方法が用意されてます。
アイカブックでアイカブをマスター
チュートリアルが終わったら、今度はアイカブックでアイカブというゲームの進め方を学習。ミッションをクリアするごとにギフトがもらえます。
デイリーミッションに挑戦
アイカブックは一度クリアしたら終わりですが、そのほかにもAiKaBuチャレンジという日替わりのデイリーミッションもある。
世界の下青木は柏木由紀や宮脇咲良と同じ鹿児島県出身。簡単!
デイリーミッションをすべてクリアすると、ダブルアップチャンス。
向井地美音さんです。
ガチャ機能シャメダス
アイカブックのミッションでもらったダイヤやシャメダスを使って、写名刺をもらえるガチャに挑戦。
一発目から間もなく上場廃止の田名部生来かよ!
田名部生来は田名部酒造、清水麻璃亜は定食屋おいしみず、大森美優は大森大盛り食堂など、メンバーにあった企業名が冠されていてちょっと楽しい。
なお、写名刺の中にはボイスエフェクトつきのものもあり、利確や損切のときにメンバーが励ましたり慰めたりしてくれる。損してかなしみず。
ボイス・エフェクトを入れる場合は設定で変更。
これが全資産だ!
ぼくの保有銘柄はこんな感じ。プロダクション茂木、恵里建設、NANANA BURGER、とむとむファクトリーの四社である。なお、ステータスの下にはちょっとしたニュースも流れている。「佐々木優佳里、握手会に感謝」や「渋谷凪咲 大阪の天気予報」といった、めちゃくちゃしょーもない小ネタに交じって、「茅野しのぶ総支配人退任」というドデカイニュースもまぎれこんでいた。
正直あまりおもしろくはない
実際にプレイしてみて、あんまりおもしろくはなかった。
そもそも、このゲームには重大な欠陥があると思われる。いったい、この世の中に推しメンを売りたいヲタがどこにいるというのか? 株をなぜ売るかといえば、持っていたら手持ちの資産が目減りする、あるいは早く利益を確定しないと損をするという、いわばマイナスのインセンティブがあるからである。ところが、このゲームは課金さえしなければ懐は痛まないし、実際のお金が減るわけじゃないから持ち株の評価額が下がってもなんともない。10年でも20年でも塩漬けしていても平気だ。
ゲームのデザインなどからしておそらく乃木坂46のゲーム『乃木恋』と同じ会社が作ったものなのだろうけど、あちらはまだしも恋愛という要素があったが、このAiKaBuにはそういったニヤニヤ要素はゼロである。ただひたすら株を売って買っての繰り返しだ。推しメンを秘書として企業買収を繰り広げるうちに恋愛が・・・というお情け程度のストーリーさえない。
唯一の救いは写名刺で、これは普段はなかなか見られないスーツ姿のメンバーが写っている。ただ、これを集めるためにこのクソつまらないゲームをポチポチやるのはしんどい。
ただ、日本人はバブル景気で手痛い目にあっていらい株式投資による資産形成には消極的なので、これを契機に株に興味を持つ人が増えるとしたら、それは悪い話ではないかもしれない。
でもまあ、ひととおりやってみて、ぼくはお腹いっぱいですね。