家から出て握手したら負けだと思ってる

完全在宅アイドルファンによるブログです

「青木詩織のANNGOLD」で、おしりんと焼津市の好感度爆上げ

『青木詩織のオールナイトニッポンGOLD』を聴きました。

「魚街静岡県焼津市スペシャル」にふさわしく、パーソナリティは焼津市の親善大使であるSKE48の青木詩織。合間に流れるCMも「SKE48青木詩織さんを生んだ静岡県焼津市は、ふるさと納税全国第二位の街」というインパクトのあるフレーズを使って、焼津市とおしりんを猛烈プッシュ。

この番組、いろんな意味でとてもおもしろかった。

まず、おしりんの声がいい。

いわゆるアイドルのラジオ番組にしては声のトーンが低い。キャピキャピした感じがない。20歳にしてはというべきか20歳だからというべきか、非常に落ち着いている。そのくせ原稿読みはたどたどしさがあって微笑ましい。焼津漁港でのロケ音声からは、漁港の活気ある姿はもちろん、おしりんの人柄も伝わってきてほっこりする。

ゲストの松村香織も良かった。

おしりんのぎこちないMCぶりに茶々を入れ、リスナーからのメールにツッコむことで番組を賑やかしながらも、焼津市のPRコーナーではきちんと脇に回って無難なコメントをするなど、ゲストというより頼りになるサブパーソナリティだった。

自分が親善大使を務める埼玉県和光市は容赦なくディスっていて、かおたん節も炸裂。

この二人を組み合わせたのは抜群のキャスティングでした。

なによりすばらしかったのがラジオドラマだ。

「魚街ダイアリー」と称したこのドラマ。焼津市を離れて上京することを選んだ香織と街に残ることを選んだ詩織二人の女子高生の物語で、ストーリーそのものが特別優れているわけじゃない。しかし、上京というセンチメンタルな設定に加えて、ボクっ娘のかおたんとおしりんの間にある友情以上の恋愛感情みたいなものもほのめかしていて、それに、おしりんのぎこちない演技とかおたんのこなれた演技が奇跡的にスイングしており、最後に「サヨナラが美しくて」が流れたときには、不覚にもウルウルしてしまった。おまけに、その直後には、おしりんがおばあちゃんの家に立ち寄って録音したジングルが流れるとあっては、これは否が応でも青木詩織を応援せざるを得ない。

おそらく、SKE48や青木詩織にまったく興味がなかったトラックドライバーやタクシー運転手も、おしりんのことを好きになっただろう。

いい意味で全国放送らしくないというか、すごく和やかな番組だった。

食堂のお母さんの、「わたし生まれはここじゃないんですが、本物の焼津人になりそうです」という言葉にはグッときました。

焼津市にいっぱいふるさと納税できるよう、がんばって働きます。

素敵な番組でした。