読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

家から出て握手したら負けだと思ってる

完全在宅アイドルファンによるブログです

おそらく誰も聞いていなかったであろう「Nコン2017『AKB48が語る!課題曲&合唱曲の魅力』」の感想

5月3日のNHKラジオは妙にAKBづいていた。

FM放送では『今日は一日秋元康三昧』が10時間にわたって放送され、AM放送では岡田奈々がゲスト出演した『つぶや句575』が『秋元康三昧』と時間がかぶって放送されていた。

しかし、この二つの番組の前にこっそりとある番組が放送されていたのである。

Nコン2017「AKB48が語る!課題曲&合唱曲の魅力」』だ。

これ、ぼくの知る限り事前の告知はまったくなかった。もしかしたらメンバーはSNSやモバイルメールでファン向けにお知らせしていたかもしれないけど、少なくともこちらの目には入ってない。*1おまけに放送時間が朝7時20分というゴールデンウイークにしても早すぎる時間帯。

たぶん、日本でこの番組を聞いたのは100人くらいしかいないんじゃないか。

かくいうぼくが聞いたのも偶然のたまもので。『つぶや句575』に備えてらじるらじるというNHKラジオのアプリをインストールし、試しに起動してみたらそれが7時20分過ぎで、番組表にAKBの文字を見つけてて慌てて聞いたという次第。

そんな成行で聞いていたのだけれど、意外とおもしろかった。

出演者は、AKBがNHKで「願いごとの持ち腐れ」を披露した際に指導と指揮を担当してくださった、指揮者の辻秀幸さん。そして、AKB48から、総監督の横山由依、加藤玲奈、高橋朱里の3人。番組の構成としては、リスナーから合唱曲のリクエストとその思い出を募集し紹介する感じ。王道のスタイルですな。

まず、辻さんの軽快なトークがとても楽しい。日本人の指揮者って小澤征爾と佐渡裕くらしか知らないけど、このふたりと同様、辻さんもめちゃくちゃおおらかでチャーミングだ。曲の解釈や歴史的な背景についてはまじめに語る一方で、ところどころオヤジギャクを混ぜることでメンバーを飽きさせないように工夫している。

プロから見たらいろいろ言いたいこともあるだろうに、AKBの合唱について「ポップスの人はこういうリズムの取り方をするんだと勉強になった」、「普段はきれいなユニゾンができてるのに、ハーモニーがユニゾンになってたりして……まあ個性だよね(笑)」といったり。「願いごとの持ち腐れ」については「夢がテーマで腐れがあるってなんじゃそりゃって思った。そのおかげで、曲についてもっと考えてみようと思える。これが秋元康さんのすごさだよね」といったり。

とにかく最大限の配慮をしてくれる優しい人だった。

ちょっとファンになりましたよ。

で、この番組はAKBメンバーがコメントで合唱曲の思い出を紹介するコーナーがあって、それがとても聞きごたえがあった。

ほとんど聞いていた人がいないと思うので、メモ程度ですが内容を書き記しておきます。

・まずですね、NMB48の市川美織とAKB48の入山杏奈がアンジェラ・アキの「手紙」を合唱した思い出について語っていたんですが、残念ながらちょっと寝ぼけながら聞いていたせいでほぼ内容を覚えていません。なんとなーくの記憶では、フレッシュレモンの中学だか高校だかが「手紙」でNコンに出ようとしたとかいう話をしていた気がする。あんにんのエピソードは完全に失念。

・次はHKT48の松岡はな。聞こえる」を中学の合唱コンクールで披露し、指揮者を担当していたというエピソードを話してました。

・お次はまたまたHKT48から兒玉遥が登場。「時の旅人」を中学校の合唱コンクールでやり、なんと伴奏を担当することになったものの出だしで失敗したらしい。そのあとは気合でやりきったとか。

・AKB48の岡田奈々は「流浪の民」について。中学の合唱コンクールで全校生徒の前で歌うのは緊張したけど、いまではソロで歌うこともあるのでいい経験になっているとのこと。ここでは辻さんの曲の説明がとてもおもしろかった(もうほとんど覚えてないけど)。

・SKE48の後藤楽々の思い出の曲は「シーラカンスを取りに行こう」。この曲がとってもかわいい曲で、まずはそれに驚く。肝心のエピソードは、中学一年生の合唱コンクールで歌い、新人賞をゲット! そのあとに部活があったけど、サボってみんなで遊びましたという、これまたかわいらしいもの。

NMB48白間美瑠は小学校の卒業式で歌った、いきものがかりの「YELL」。練習をがんばったので、いまでも思い出すと泣きそうになるんですよねとしみじみ語っていた。

・最後は、AKB48の久保怜音のエピソード。小学校の卒業式で「旅立ちの日に」を歌うことになり、あまり練習に出られなかったけれど(すでにAKBだったので)、友だちが個人的に教えてくれたので、「本番ではがんばれました」だってさ。「本番ではがんばれました」って表現がいいですね。

 

たまたま聞いたけど、普段は絶対知ることがないであろうメンバーの意外なエピソードを知れて思わぬ掘り出し物だった。そして、やっぱりJポップと合唱曲って根本的に違うものなんだと思った。この番組で10曲以上聞いたけど、意外と「願いごとの持ち腐れ」って悪くないかもって感じました。

*1:いま調べると、このNコンの特設サイトの一番下に番組紹介があった。