家から出て握手したら負けだと思ってる

完全在宅アイドルファンによるブログです

乃木坂46「裸足でSummer」MVでの齋藤飛鳥はモノが違う

またもや、乃木坂46の15thシングル表題曲「裸足でSummer」について。

先日公開されたばかりの同曲のMVを見ました。

おそらく、日本のアイドルのMV史上もっともオシャレであろうこの動画、その主役となっている「裸足でSummer」のセンターを務める、あしゅこと齋藤飛鳥。

はっきりいって、このMVでの齋藤飛鳥はモノが違う

西野七瀬や白石麻衣や橋本奈々未がかすむくらいすごい。

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そもそも、ぼくは齋藤飛鳥をちょっと浮いた存在だと思っていた。

"浮いた"というのは、グループの中で孤立しているという意味ではなく、文字どおり"浮遊"に近いニュアンス。これを違和感といってもいい。集団の中にいても、ぱっと目がいってしまうような、そんな存在。なので、彼女が乃木坂の制服っぽい衣装を着たり、モデルとしてオシャレな格好をしていても、どこか違和感があった。かわいいんだけれど、しっくりこない感じだ。

たぶん、その浮いた存在感を、撮影スタッフも感じていたのではないか。

というのは、齋藤飛鳥だけものすごい椅子に座ってるから。

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リングを組み合わせたようなこれ、椅子なのかどうなのかもわからない。

しかし、このショットを見た瞬間、ぼくは不思議と納得できた。たしかに、彼女にはこれくらい不安定なものがよく似合う。四つの足でしっかり地に足ついた椅子ではなくて、このくらい頼りないほうがぴったり。

なぜなのか。

その理由を考えると、人並みはずれた顔の小ささにあるのではないかと思った。齋藤飛鳥って、びっくりするくらい顔が小さい。乃木坂のメンバーもかなり顔が小さいはずなのに、そこに混ざってなお小さい。その意味で、齋藤飛鳥はジャイアント馬場であるといってもいい。巨体のプロレスラーに交じって、馬場はなおデカかった。馬場は2mを超す身長という点で常人離れしておりそれゆえに集団に埋没しなかったが、あしゅは顔が小さすぎるという点で同じく集団に埋没しない。

しないというより、できない。

つまり、あえて乱暴な言い方をすれば、彼女には普通のワンピースだとかブレザーの制服だとかいったものは、似合わないのである。

そこで、「裸足でSummer」のMVです。

なぜ、「裸足でSummer」での齋藤飛鳥は齋藤飛鳥史上もっともかわいい齋藤飛鳥なのか?

このMVでは、メンバーはネイティブ・アメリカン的な格好をしている。

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頭に鳥の羽根っぽい飾りをしたり、ネイティブ調のブレスレットをしたり。トライバル・ファッションというやつですね。この衣装が、あしゅの魅力を最大限に引きだしている。

つまり、制服やデニムパンツやワンピースといった”普通の格好”が似合わない女の子は、普通じゃない格好が似合うってことですよ。

だって、このMVの齋藤飛鳥には羽が生えてるんですよ、羽。

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(関係ないけど、片膝を立ててマニキュアを塗りながら、もう片方の足はつま先だけ地面につけているこのポーズは、アドリブなのかディレクターの指示なのか。前者であれば完璧な演技だし、後者であれば、ディレクターは良い意味で変態である。自分のフェティシシズムを作品に昇華させた、信頼できる男だ。)

背中に羽をつけるって、普通はギャグだ。

でも齋藤飛鳥の場合、「なんだ、ただの天使だったのか」と納得してしまう。

この"天使"というのはあながち冗談ではなくて、たぶんそういう演出意図でしょう。MVの冒頭(~8秒くらい)でカメラが垂直に降りて、椅子に座った齋藤飛鳥に接近していくシーン。これって、天上から地上に降り立ったことを意味してるとしか思えないから。

つまり、このMVって天界の天使あるいは女神が、地上に遊びにきて大はしゃぎしてるって動画なんじゃないでしょうか。ぼくがこのエントリで修学旅行感と書いたのも、当たらずとも遠からずだったことになる。

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ただし、これは人間の修学旅行ではない。女神たちのバカンスなのだ。だとすれば、この衣装にも納得がいく。グアムやハワイで撮影されたのならまだしも、このMVのロケ地は沖縄だ。ネイティブ・アメリカンは関係ない。関係ない格好をしているのは、人間ぽさを排除するためだ。上にも書いたように、齋藤飛鳥は常人離れしている。だとすれば、衣装や小道具も普通とは違うものにすれば、かえって似合うということだ。

 

と、ここまで書いてきたことを、ディレクターや撮影スタッフがどこまで意識したのかはわからない。しかし、このMVは齋藤飛鳥というアイドルの魅力を120%引きだしている。それができたのは、齋藤飛鳥の"浮いた感じ"という性質を無理に型におしこめるのではなく、むしろ"浮いている"彼女のために、ふさわしい衣装と小道具と設定を用意できたからだ。もしこれが、「太陽ノック」の赤いドレスや、「ハルジオンが咲く頃」のセーラー服だったら、やっぱり今でも、ぼくはピンと来てなかったと思う。ダンスシーンが少ないのもよかった。バリバリにダンスするよりも、バカンスを楽しむ姿を見ているほうが、ファンは楽しい。

 

繰り返しになるが、「裸足でSummer」での齋藤飛鳥はモノが違う。

ほかのメンバーと比べても、これまでの齋藤飛鳥と比べても、モノが違う。

すごいぞ。

 

以下、齋藤飛鳥の神がかった瞬間を捉えたショットをキャプチャしたもの。

どれをとってもそのままグラビアのカットにできる。

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まぶたの絶妙な美しさ。

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このままクリアファイルにしてもいいくらいの完成度。太陽の明かりで輪郭が浮かび上がっている。

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そのままデスクトップの壁紙にしたいくらい。「裸足でSummer」というタイトルのMVで、裸足を控えめに映すあたり、このディレクターはわかっている。やはり信頼できる人間だ。

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笑顔のあしゅ。

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真顔のあしゅ。

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人形みたい。

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イタズラを企んでいるかのような表情。

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突きだした唇。

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はにかみ。

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膝を抱える姿。ちょっとだけつま先を挙げているのがポイント。

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風になびく髪と遠くを見つめる瞳。

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言うことなし!

このMVは風とか光といったものを非常に巧みに映していますが、それについてはまた別に書きます。

 

※人名表記のミスがありましたので訂正しました。

やまもさん、ご指摘ありがとうございます。