家から出て握手したら負けだと思ってる

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小嶋陽菜プロデュース卒業メドレーがAKBの最終回みたいだった

3月31日に放送された『ミュージックステーション』SPを見ました。

小嶋陽菜最後のMステ出演ということでワクワクしながら見ていたけれど、期待値を軽々と超える出来。

まずですね、なんというか、この日の小嶋さんはいつにもましてかわいかった。

はっきりいって、最近なんだか疲れが目立つというか、「あれ、こんなだっけ?」みたいなときも少なくなかったんだけど、完璧にコンディションを整えているのがわかる。

「スカート、ひらり」の小嶋陽菜はタレント小嶋陽菜ではなく、AKB48チームAの小嶋陽菜だった。さらにいえば、この日の小嶋陽菜は小嶋さんではなくにゃんにゃんでありこじはるだった。

続く「ハート型ウイルス」は残念ながらセリフパートはなかったものの、こじはるのオシャレでセクシーな要素をいかんなく発揮。

この2曲は地上波ではほとんど披露したことがないので一般視聴者は置いてきぼりだっただろう。そんなことは百も承知で、AKB48Mステ初出演で披露した「スカート、ひらり」と自身の公演代表曲である「ハート型ウイルス」を選んだところに、こじはるの強い愛を感じた。

めちゃくちゃ贅沢をいえば「ぜったいにありえない!」のセリフや、「はるな、はるな、はるな、はるな!」のコールもあったらなぁと思わなくもない。

ただし、そんなちっぽけな不満を吹き飛ばすくらい、最後の「シュートサイン」は圧巻だった。

仲間たちの待つ場所にひとり歩みより、踊り、サビのはじまりとともに背後の幕がゆっくりと上がると、そこには大勢のメンバーが!

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これこれこれ!

これこそがAKBだ

村上春樹がどこかのエッセイでドフトエフスキ―の小説の、特にその長さについて語っていて、「ある段階で量が質に転嫁する」と書いていたけど、そのままAKBにも同じことがいえる。AKB48の魅力とは、とりもなおさず数の多さ。個々のメンバーとしては弱いけれど、それが10人集まり50人集まり100人集まりと数を増やしていった段階で、その人数の多さがそのまま魅力に変わるわけ。

数十人がいっせいに踊るってはっきりいってバカっぽいんだけど、でもどこかの閾値を越えると、一周してある種の爽快さすら感じるようになる。特に「シュートサイン」の振りは移動が少なく手足の動きが多いものだから、人数が多ければ多いだけ迫力が出るんですよね。

そして最後に最高のサプライズ。

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こじはる手書きのクレジット・ロールね。

なんだか泣きそうになりました。

曲調といい演出といい、まるでAKB48という映画の最終回を見ているようだった

五分以上もAKBに時間を割いてくれて、普段テレビには出られないメンバーも呼んでくれて、Mステには感謝しかないです。

そしてなにより、小嶋陽菜さんのAKB愛に感謝。

いい最終回だった。